#映画レビュー

女のヒステリー、男のヒステリー、子供のヒステリー

衛星放送で「宇宙戦争」と言う映画を観たのですが。 人間の感じる恐怖をここまで描くか!!と言うくらい上手く出来ていると思っております。 https://youtu.be/msxe3yJPfyY 既に何度か観ている映画ではありますが、 個人的に大変興味深いシーンがあるため、 …

映画「カメラを止めるな!」今夜金曜ロードSHOW!

先日、友達限定記事で書いた映画「カメラを止めるな!」。 今夜、金曜ロードSHOW!で地上波テレビ初公開だそうです。 限定記事では非常に過激なことを書いてしまいましたが。 もしかしたら私の間違いである可能性もありますから。 取り敢えず一応もう一…

夫が妻を殴る時 映画「宗方姉妹」小津安二郎監督

映画「宗方姉妹」小津安二郎監督作品を鑑賞した。 小津映画にしては珍しく夫が妻を叩くシーンが出てきた。 原作は大佛次郎。 この映画は、ある夫婦の破局の物語と言える。 姉(田中絹代)は結婚していて、妹(高峰秀子)も同居している。 夫(山村聡)は現在…

悲惨な話を好むヨーロッパ人?無邪気な日本人?

以前からずっと思ってはいるのですが。 優雅に振る舞っているように見えるヨーロッパ人社会ですが、 実は悲惨な話が大好きである、と。 オシャレで素敵なフランス人も例外ではありません。 ちょっと前に記事にしたカンヌ国際映画祭で最高賞を取った日本の作…

くだらないヤツが威張る社会と崇高な男と

「くだらないヤツが威張る社会と崇高な男と」 立て続けに映画「秋刀魚の味(小津安二郎監督)」と、 「白いリボン(ミヒャエル・ハネケ監督)」を観て、 それぞれに共通の感覚を抱いた。 「秋刀魚の味」の中で、かつて軍隊で上官と部下だった男の会話がある…

優れた感性をもつ者は・・・小津安二郎の映画について

先程、テレビを点けたら偶然この間観た黒澤明監督「羅生門」のデジタル修正版についてやっていた。 さらに小津安二郎と溝口健二など昔の国際的映画監督についても現代の俳優や監督が語っていた。 中でも非常に興味深かったのが、 小津安二郎作品についてなの…

超詳細な感想 : 映画「麥秋」小津安二郎監督

超詳細な感想 : 感動の仕方がハンパないので改めて記事にします 映画≪麥秋≫ 1951年 日本 監督:小津安二郎 出演:原節子、佐野周二、淡島千景、笠智衆他 上映時間:124分 あらすじ及び感想: 鎌倉と東京が舞台になっている。 ある意味、当時から今に…

アウトレイジの魅力

北野武監督作品の「アウトレイジ」には一貫して特定の魅力があると思っている。 それは意外性とリアル。 例えば、今回の最終章でも、どう見てもボーっとした役に立たなそうな男(北野武の相棒役)が、 無表情で自動小銃をぶっ放し続けるシーンなどド迫力もの…

男と女は簡単に危機に陥る : 映画「フレンチアルプスで起きたこと」

≪フレンチアルプスで起きたこと≫ 原題 Turist 製作年 2014年 製作国 スウェーデン・デンマーク・フランス・ノルウェー合作 配給 マジックアワー 上映時間 118分 20代のほとんどをヨーロッパで過ごした妹がまたこの映画を観ろと貸してくれました。 この映画…

娘をもつ父親にはかなりキツい映画(´д`|||)

映画《招かれざる客》 原題:guess who's coming to dinner これはキツい。 非常にキツい。 恐ろしくキツい。 (´д`|||)(´д`|||)(´д`|||)(´д`|||)(´д`|||) https://youtu.be/4a56FnhtuGI

外国人との結婚~映画≪最高の花婿≫~

映画≪最高の花婿≫ 2014年、フランスのコメディ映画。 ヨーロッパが大好きな妹から薦められて観た。 この映画はフランスのロワール地方に暮らすブルジョアの家庭が主人公となる。 4人姉妹がいてカトリック教徒で、幸福な人生を歩んで来たフランスの白人…

映画「エディット・ピアフ 愛の讃歌」

映画「エディット・ピアフ 愛の讃歌」 140分の大作。 妹が借りて来て、シャンソンも好きな母にも見せた。 最後まで食い入るように鑑賞。 これは素晴らしい。 エディット・ピアフの壮絶な人生が描かれている。 過去と晩年が交錯しながら物語は進行し、 最…

映画「残像」

映画「残像」 第二次世界大戦後のポーランド。 革命真っ只中。 社会主義政権下でどのように芸術家が迫害されて行ったのか、 非常によく理解できる。 最初にゴッホの絵をどう理解するのかの講義を大学でしていて、 その内容が鳥肌ものだった。 芸術家は絵をこ…

奴らを高く吊るせ!

「奴らを高く吊るせ!」 1968年 アメリカ クリント・イーストウッド主演 落ち込んでばかりもいられないので、 気分転換に昨夜録画しておいた映画を鑑賞した。 小学生の頃、西部劇が大好きだったので、 今観たらどんな感覚になるのかな、と。 すると。 小…

スターウォーズ フォースの覚醒 エピソード7

≪スターウォーズ フォースの覚醒 エピソード7≫ 昨夜、久しぶりに映画館で鑑賞した映画は12月18日に世界で同時公開されたスターウォーズの最新作でした。 この作品を鑑賞して感じることが多々あったので記事にしてみたいと思います。 先ず、スターウォー…

小津安二郎コンプレックス(苦笑)

20代のほとんどをロンドンで暮らした私の妹はヨーロッパの多くの美術館を周り、 また映画も大好きなため絵画も映画も恐ろしい数を観てきている。 ちなみに亡き父もメチャクチャな映画好きで、 父妹そろってうるさい上にとんでもないプライドを持っていた。…

映画:愛と憎しみの伝説

映画:愛と憎しみの伝説 この映画は実に面白い。 これまた2時間を超える大作だけど、 全く飽きない。 フェイ・ダナウェイの演技が恐ろしいこと恐ろしいこと。 ハリウッド女優の一生涯を描いた作品だが非常に病的で、 迫真の演技に震えるかと。 海千山千のハ…

映画:ある結婚の風景

映画:ある結婚の風景 監督:イングマル・ベルイマン この映画は1974年に公開されたもので、 実に293分もの長さになっています。 スウェーデン映画で、6話から成り立っています。 一貫して一組の夫婦のストーリーです。 大袈裟な表現をしますと。 ・…

映画:敬愛なるベートーベン

映画:敬愛なるベートーヴェン メチャクチャ素晴らしい!! 大感動!! この物語は、ベートーヴェンが交響曲第9番 ニ短調 《合唱付》作品125を初演するまでをメインに描かれている。 役者がいい。 ベートーヴェン好きにとって、頭の中でイメージしている…

他国に蹂躙されるということ:映画「ショパン 愛と哀しみの旋律」を観て

昨夜、映画「ショパン 愛と哀しみの旋律」を観ました。 これはタイトル通り、ショパンの活躍と死までを描いた作品です。 時代はロシア圧政下のワルシャワから始まります。 ショパンは、祖国ポーランドを出てパリの社交界で天才音楽家として、 ファッションリ…

映画:ショパン 愛と哀しみの旋律

映画:ショパン 愛と哀しみの旋律 面白かったが。 連日の映画責め。 キツくなってきた。 2時間を超える映画・・・・・ (;´д`)ハァハァ

映画:シャイン

映画:シャイン 出だしを見た途端、あ、これ観たことある!!と思ったが・・・・・ 内容をほとんど忘れていた。 ピアニストを目指しながら発狂してしまった男の物語。 しかし肝心要の父との確執についてはまるで初めて見たような印象を受けてしまった。 これ…

バリー・リンドン&ヘンデル ハープシコード組曲 第2集 第4曲

バリー・リンドン&ヘンデル ハープシコード組曲 第2集 第4曲 HWV 437 https://youtu.be/OTX6b8fBqSQ キューブリック監督のバリー・リンドン。 昔、観たんだけど。 覚えているのは戦争のシーンだけ。(苦笑) 敵に向かって行進して行くとどんどん撃たれ…

映画:「ヴァン・ゴッホ」

映画:「ヴァン・ゴッホ」 1991年 フランス 監督:モーリス・ピアラ 主演:ジャック・デュトロン 160分 2013年11月 日本劇場初公開 この映画はゴッホが37歳の時、死ぬまでの70日の短い出来事を描いている。 この映画の評価は大きく二つに分…

映画:「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」

http://paganini-movie.com/ 映画:「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」 この映画、凄く凄くいいっ!! 圧倒的にいいっ!! クラシック音楽好きにとっては相当楽しめる映画なのでは??? ピアノと言えばショパン、ヴァイオリンと言えばパガニーニ。 …

【投稿ネタ】おすすめの映画を教えて

ともかく「サマーストーリー」です。 イギリスの小品ですが、 心をえぐられるような映画です。 ハリウッドや日本の映画とは趣が全く違います。 特にラストシーンは衝撃的です。 レンタルショップでは今や見つけるのも難しいかも知れませんが、 私的には絶対…

映画「レッドクリフ」

映画「レッドクリフ」 この戦闘シーンはさすがに中国。 ド派手。 関羽、張飛、趙雲。 まさに一騎当千。 ↓戦闘シーン↓ ↓諸葛孔明役もシブいが・・・女優が綺麗過ぎる(笑)↓

映画「ラストサムライ」

映画「ラストサムライ」。 結構好きだったりする。 侍の生き様と剣の道。 しびれる~ ↓最初の戦闘シーン。侍の軍団の前に新政府の軍があっさり敗れる↓ ↓切腹シーン↓ ↓剣の稽古シーン↓ ↓明治天皇のシーン。最初は情けなく描かれていたが最後、凄くカッコいい…

映画「荒野の七人」「七人の侍」におけるマニアックなシーンについて

古いけど非常に有名な映画「荒野の七人」と「七人の侍」における私的に大好きなシーンについて書いてみたい。 先ずは「荒野の七人」おけるブリット役(ジェームス・コバーン)。 これはナイフ投げの名人として登場する。 次に「七人の侍」における久蔵役(宮…

映画:ポンペイ

この映画。 文句なしに面白いです。 (^_^)/