第29回モスリンコンサート バロック室内楽の愉しみ
コンセールアザレ
バロック室内楽の愉しみ
2016年5月29日(日)午後2時開演
旧上毛モスリン事務所(群馬県指定重要文化財)
さて、ブログ友達クラヴサンさんのコンサートに行って来ました。
午前中は朝一番で群馬県立館林美術館に行き、その後に製粉ミュージアムも周ったので歩いた歩いた。
コンサート会場の旧上毛モスリン事務所は実に感じの良い西洋館で味わい深い。
そして今回も思ったのだが音がやけに良い感じで響くと思う。
ブログでは間に合わないとおっしゃっていたが、
なかなかどうしてそんな事は全くなく実に素敵なコンサートであったかと思う。
そして会場は満員御礼。
立ち見までいた。
しかし今回は客層がちょっと違う?とも思った。
古楽器のコンサートに慣れていないどころかクラシックのコンサートにあまり行ったことがない人が多かった???
楽章の合間にも拍手が・・・(笑)
とは言え、帰りの玄関先でお年寄りのグループが感想を述べていた。
「まさかあんなに良い音がするなんて」と。
おそらくは初めて古楽器の演奏会に来たと思われた。
そのグループは満足そうに帰って行ったのが印象的だった。
私的にはヴィオラ・ダ・ガンバがやけに映えていたように感じた。
そしてやっぱりドイツ系がつくづく好きなんだと思った。
ヴィヴァルディもクープランも良い。
しかし性格的にたとえ聴いたことがなくても、
ベンダ、シェンク、そしてバッハが実にしっくりきた。
古い重要文化財の西洋館で奏でられる古楽器演奏。
自分が一番好んでいる世界。
堪能して来ました。
以下、プログラム。
ヴィヴァルディ(Antonia Vivaldi、1678-1741)
ヴァイオリン、フルートとヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための協奏曲 ニ短調 RV96
ベンダ(Franz Benda、1709-1789)
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調
シェンク(Johann Schenck、1660-1712?)
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ イ短調 Op.9-2
バッハ(Johann Sebastian Bach、1685-1750)
イギリス組曲第3番 ト短調 BWV 808よりプレリュードとガヴォット
クープラン(Francois Couperin、1668-1733)
諸国の人々よりフランス人
クープラン
諸国の人々より神聖ローマ帝国の人々(一部)