ワキ汗

テレビでワキ汗の問題についてやっていた。

いつの頃からか日本人女性はワキ汗を酷く気にするようになった。

昔から制汗剤はパウダーのような物があったため、
それなりに需要はあったのだとは思う。

しかしある一時期から急速にワキ汗を嫌うようになっていったと感じている。

今ではテレビで女性お笑い芸人がワキ汗を笑われるシーンなどもあり、
1つの差別と言うか、醜いものとして扱われている感さえある。

制汗スプレーが日本で大々的に発売されたのは「8×4」だったと記憶している。

調べたら日本初のパウダースプレー制汗剤で発売は1974年。

振り返ってみると確かにこの辺りからワキ汗差別が徹底していったように思う。

現在は様々なタイプの制汗スプレーやウェットティッシュタイプがあり、
その効果を競っている現状だと思う。

私自身も酷い汗っかきなので、
ここ何年かは娘から薦められたウェットティッシュタイプを愛用している。

汗っかきの男にとってはワキ汗どころか、
シャツ全体がビショビショになるので止めようもないが、
それでも汗ばんだ身体をスッキリさせる効果は素晴らしいと思っている。

けれども、ワキ汗を完全に止めようとしたり、
もっと酷いと汗そのものを止めようとする女性も見受けられるとテレビではやっていた。

こうなると熱中症の危険もあり度を超えているかと思う。

最近、私は歌舞伎鑑賞を再開させていて、そのためつくづく感じているのだが、
私達日本人は「型」をとても大切にしている民族である、と。

歌舞伎で型が重要なのは知られている。

他でも例えば空手や柔道、剣道などの武道を代表にして、
テニスやサッカー、野球などのスポーツでも、
その指導では型をともかく徹底的に重要視していることで知られている。

その感覚の延長線上で、人間を1つの理想形の型にはめ込みたいと思い込んでしまい、
それを徹底させて行く特徴が私達日本人には顕著にあると私的には感じている。

おそらく世界的に見てもワキ汗をここまで気にする民族はそうはいないと思う。

日本人女性は、女性の理想形を追求し、
暑い夏でも汗をかかずに涼しげにニッコリと言うような1つの型を徹底させている。

そんなバカなと思うなかれ。

その証拠に、一時期は女子校生に至っては真冬でもミニスカートに生足を徹底していた。

ワキ汗だ~♪♪などと笑っていられない状況なのだ、と私は思う。

場合によると死んでもいいから理想の型を。

それが日本民族の特徴なのだと時に思う。(苦笑)

終わり



余談:

笑いごとでは済まない話を1つ。

大震災が起こると避難所で暮らし始める人達がいる。

かなりの死亡者がそこで出てしまう。

最近になってようやく知られてきたエコノミークラス症候群がその原因となっている。

その死者のほとんどは女性だ。

地震の規模によっては、地震による死者よりも震災関連死、
つまりエコノミークラス症候群で死んでいる人の方が多いとすら言われている。

何故そうなってしまうのか。

ズバリ「ウンチ」にその原因がある。

女性は汚いトイレに行列したり、自分がウンチするのを徹底的に人に知られたくない。

そこで避難時はウンチをしないで済むように飲まず食わずでジッとしている選択をしてしまう。

それでエコノミークラス症候群で命を落とす、と。

この女性のもつ性質は非常に恐い問題であり、
男もその女性心理をもっと慮り、対処する必要があると思っている。