先日、NHKで福島県の現在の放射能状況を調べる番組がやっていた。
原発の近くの川にいる魚と、原発からかなり離れた郡山市の池で調査をしていた。
やはり近い川にいる魚からは基準を上回る放射能が検知された。
福島県は鯉が名産の1つだったらしいのだが、
原発事故以来、出荷が出来ない状態らしい。
そこで郡山市の池を調査したのだが、
池の中に網で囲った部分を設けて、養殖した鯉と、
池の中を自由に泳ぎ回っている鯉とを比較してみた。
すると養殖した鯉では放射能がほとんど検知されなかったが、
自由に泳ぎ回っていた鯉からは検知された。
そこで池の底を調べてみたら、
何と、かなりの量の放射性物質が蓄積しているのが確認された。
養殖の鯉は与えられる浮かぶエサを食べるため、
池の底のエサをほぼ食べない。
しかし自由に泳ぎ回る鯉は食べる。
その差が出たと考えられた。
原発事故から8年が経とうとしているが、
まだまだ収束にはほど遠い現状だと思った。
終わり