韓国人女性、イギリス人女性のドイツ語会話

昔々、ドイツ語を習っていた頃。

韓国人の留学生?がクラスに入って来た。

この女性、英語と日本語をほぼ完ぺきに話せるいわゆるマルチリンガルで、
さらにドイツ語を学ぼうとしている人だった。

なんかいかにも才女と言う感じだった。

コーヒーブレイクの時は、最初、どのような会話をすべきか、
周囲の日本人生徒は明らかに困惑していたように思う。

やはり微妙な国際関係であるから迂闊な発言は出来ないでいた。

もう忘れているが、ある問題について日本とドイツの事情を語って笑い合う話題が出た。

何となく彼女は寂しそうにしていたので、そこで私は「韓国ではどうしているのですか?」と訊いたら、とても嬉しそうに話し始めた。

コーヒーブレイクが終わった後、交代制で生徒がカップを洗っていたのだが、
たまたま彼女と私が洗うことになった。

そこで韓国語の難しさなどを話題にしたら嬉しそうに語ってくれた。

母音の数が日本語よりも多い、とか。

しかしその後、やはり日本人の生徒に混じってのドイツ語会話は居心地が悪かったらしく、
直ぐに辞めてしまったようだった。

同様にイギリス人女性も入って来たことがあった。

なんかこう、ちょっと違うなと言う違和感が明らかにその韓国人女性よりも感じていた。

向こうもそう思ったらしく、直ぐに辞めて行った。

なかなかどうして。

国際交流はこういう場面においては難しさを感じた。

国連の運営って大変だろうな、と思う。(苦笑)

終わり