子供の友達の選定について:年の違う我が子の友達問題

今回のメインテーマは我が子に年が違う友達が出来た時の親としての対応となります。

結論から先に言いますと、もし我が子に年の違う友達が出来たら最大限の注意をせよ、となります。

特に年上の友達と学校以外のプライベート空間で遊ぶようになったら非常に恐い事態を疑った方がいいでしょう。

誰とでも仲良くと学校では教わります。

年配の人はまたこうも言います。

「昔は良かった。ガキ大将がいてみんなで野原を駆け回っていたんだ」と遠い目をして語ります。

さもそこに理想郷があったように。

今の子は遊びも余り出来ない可哀想な環境にいる、と。

本当でしょうか?

日本には良かれ悪しかれ部活動においては強力な先輩後輩関係があります。

上下関係が非常に厳しいのです。

このような上下関係の厳しさは部活動から端を発して他の場面でも非常に強い影響を及ぼしています。

そして、そのような環境は安易に異様な人間関係を構築して行きます。

これから書く事は子供の小中学校時代をメインとしていますが、
先輩後輩関係は高校はおろか大学卒業後も、下手をすると一生続く人間関係となります。

迂闊な人間関係を幼少の時に作ってしまうと生涯悩まされてしまうハメになってしまいます。

最悪、殺人事件にまで発展します。
(実際に起きています)

先ず、現代の学校制度はクラスが違っていてもほとんど交流が出来ないような状況です。

まして学年が違った場合、交流は皆無と考えるべきです。

もちろん部活動ならあるでしょうし、
最近の学校の行事として他の学年の子との交流を設ける事があるのは知っています。

しかし、学校以外の場所でも会って遊ぶとなると、
かなり異常な事態と見做すべきかと思います。

何故、その年上の子は同学年の子とは遊ばずに、
わざわざ年下の子と遊ぶのでしょうか?

余程相性が良いと考えるよりは、そういう子は同学年の子とは遊べないから、
と考えた方がいいと思うのです。

つまり対等な人間関係が構築出来ないから、
年下や年上との関係を築きたがる、と。

対等では無い関係・・・・・

これはずばり隷属関係です。

もちろん、年配者や先輩に対しては、それなりの敬意をはらうのが日本の伝統ですが、
プライベート空間にまで侵略されて来た場合、
問題が多発するケースが非常に多いように感じています。

大抵はロクな事になりません。

特に子供が小中学校時代の時に年上や年下の子が寄って来るようでしたら要注意です。

どうしても我が子が内気な場合、親は焦ってしまいます。

誰でもいいから友達が出来てくれないかな、と。

絶対に焦りは禁物です。

おかしな人間関係なら無い方が良いと言うのを原則にすべきです。

もし自分の子が内向的なのに、年上の子が家に遊びに来るようになったら、
親は最大限の注意をすべきです。

最悪、介入して関係を断つ必要があります。

年が違うのに寄って来る者は、何か良からぬ事を考えているケースが多いように体験上思えます。

実際、私の周囲でも結構大きな事件を巻き起こしています。

要注意なのです。

終わり