問題が起こった時、解決しないまま相手が沈黙した時は思わぬ結末が待っていると思うべき

例えば、誰かと言い争いをしたとします。

一旦はその場で収まったとしても、
問題そのものが全く解決しないままだったとします。

ところが相手がその後まったくその問題に触れなくなった時。

こちら側は大抵の場合一安心してしまいます。

時が経過すればするほど問題そのものが無くなったとすら感じてしまいます。

しかしながら多くのケースでは≪むしろその問題は水面下でもっと酷い事態が進行している≫と考えるべきでしょう。

何故なら、喧嘩にまでなって、問題が解決していないのに、
問題そのものが消滅する事自体あり得ないからです。

こういう時は、むしろ突然非常に大きな問題として再燃するのが常です。

さて。

そもそも問題が表面化した事の発端は何年か前のYahoo!ブログのβ版の発表でした。

Yahoo!ブログは新しく生まれ変わりますと言う標語と共に、
いずれ全員が自動的に新しいシステムに移行するのが決定しました。

ところがそのβ版は、蓋を開けてみると、
正直かなり悲惨な体裁をしていて、
これは一体何なのか?と大問題になりました。

その後、ユーザーからの指摘を受けて色々と新しい機能は追加されて行きましたが、
根本的な仕様が今までの便利だったブログ機能を全て捨て去るような状況になっていたため、
かなりのクレームがYahoo!ブログに寄せられたと予想されます。

強制的な移行が予定されていた時期の前に、
延期発表があり、その後しばらく沈黙状態が続いていました。

ホッとしたのですが、
同時に私は掲題のように、
≪問題が起こった時、解決しないまま相手が沈黙していると思わぬ結末が待っている≫を、
思い浮かべておりました。

こういう時の沈黙は非常に恐いです。

水面下で相当の事態が進行していると思っていました。

しかし結構長い期間だったので、
少し気が緩み、忘れていたのも正直なところです。

そうしてこの2月での突然のブログサービス終了のお知らせ。

驚く事は驚きましたが、
改めて事態の推移を冷静に眺めてみた場合、
当然の帰結であると感じています。
(大変残念ではありますが)

何となく私達はブログサービスと言うのものは未来永劫続いて行くものと思い込んでいたはずです。

しかし実際のネットの世界では廃れていったサービスは数多くあります。

ネットサービスを次から次へと渡り歩くのは時間の浪費ですが、
これだと言って一本に絞り込んで熱中するのも考え物です。

いずれにしてもこの種のネットサービスが何か非常に大きな転換を打ち出して来た時は。

上手く行ってないからなのだ、と先ずは認識すべきでありましょう。

Yahoo!ブログのサービス終了。

かなりなショックをユーザーには与えていると思います。

せめて他社ブログに安心して移行できるツールが出来て欲しいと願っております。

終わり