クリムトの作品に驚く

例えばピカソの絵を観ていると、
メチャクチャだなと思う人の方が多いと思う。

だが初期の写実的な作品を観て、
「ちゃんとした絵も描けるんだ」と驚く人もこれまた多いかと。

これと同じ感覚が、今回の一連のクリムト展で思い切り起こってしまった。

特に国立新美術館「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」展が凄かった。

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グスタフ・クリムト≪旧ブルク劇場の観客席≫

これを知らないまま鑑賞してクリムトの作品だと思う人は先ずいないと思う。

「いわゆるクリムト」とはまるで違った写実的な作品。

ブッ飛びものかと思う。

そもそもクリムトは平面的な作品が多く、
立体感に欠けるのが「いわゆるクリムト」だと思っていたが、
この作品では完璧な空間表現がされている。

「ちゃんとした絵が描けるんだ、クリムト・・・」って正直思ってしまった。(笑)

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↑またこの展示会では有名な≪エミーリエ・フレーゲの肖像≫が来ているが、
何と撮影可。

この作品は結構デカいのでよくぞ撮影可にした国立新美術館!!と思った。

終わり

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