イジメとSNS

テレビでイジメ特集番組を見た。

2例のSNS絡みのイジメについてやっていた。

今やイジメの世界もSNSをきちんと考慮しないと問題解決には決してならない。

1つ目のケースは、ある中学生の女の子に彼氏ができて、
彼氏とのツーショット写真をSNSにアップしてから、
段々とエスカレートする脅迫状が届くようになったと言うもの。

2つ目のケースは、運動部で活躍しようとして中高一貫校に入学した女の子が、
部活での人間関係のトラブルから無視などの明確なイジメを受けるようになり、
SNS上でも実名や住所までアップされた挙句に誹謗中傷されたもの。

この番組で取り上げたイジメは、
「誰が加害者なのか」を特定する事が難しくて、
2例目では警察も取り合ってくれない実態があった。

結果的に2例のイジメの解決に至るプロセスとして、
親が取った非常に効果のある方法は「探偵に依頼」した事にあった。

いずれも学校内のイジメに詳しい探偵が調査して、
結果的に犯人を特定し、
1例目のケースでは立派な脅迫罪が成立して、
犯人は逮捕され、刑事事件として立件され、
執行猶予付きではあるが懲役刑と慰謝料700万円が確定したそうだ。

ちなみにこのケースでは、脅迫状を投函していたのは、
疑わしいと思われていた「同級生の母親」だった。

同級生は関与していなかったとされたが、
真相は分からない。

2例目では、学校側に訴えたが、
SNS上のたった1つの書き込みが子供的ではないと言う理由で、
学校は、わが校の生徒による仕業ではないと主張してきた。

これらのケースから言えるのは、
SNS上のイジメについては、
学校も警察も当てにならないと言う事にある。

自力で犯人特定をしないといけない。

現時点でのSNS上のイジメは探偵に依頼するより他に手段はなさそうなのが厳しい現状であると再認識した次第。

ちなみに、この事は警察に相談しても無駄と言っている訳ではない。

名誉棄損や脅迫などの刑事事件にする事を躊躇ってはならない。

ただし証拠集めの段階では、
どうしても警察よりも探偵の方が直ぐに動いてくれると言う実状からこう書かざるを得ないだけだ。

加害者に対しては断固たる措置を取る覚悟が必要でもあるとこれまた再認識した次第。

終わり