近眼中年の哀れ

若い頃に近眼でメガネやコンタクトを利用している人は非常に多いと思います。

こういう人が中高年になった場合、
メガネやコンタクトをした状態では近くの細かい物が見えなくなります。

しかし取り敢えずは有難い事にメガネを外せば普通に細かな字も読めます。

反面、近眼ではない目が良かった人が中高年になると、
老眼鏡をかけないと細かいものが見えなくなります。

近眼中年のケースは、ちょっと不思議な感じです。

今までの人生はメガネを掛けないと世界が全てぼんやりでしたが、
中高年以降は「メガネを外すと近くはクリアに見える状態」ですから、
取り敢えず今のところ、むしろ読書には好都合な状態です。

しかし、なのです。

今の私は美術館がダメなのです。

特に小さめの作品でケースに入っているようなヤツ。

これ、メガネを掛けていると良く見えないため外して見るのですが、
ギリギリ焦点が合わないのです。

従って、ちょっと離れた位置からメガネを掛けたまま鑑賞しています。

当然細部は見えません。

厄介です。

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