しくじり人生

昨夜、偶然テレビを点けたら新垣隆氏が出演していた。

「しくじり人生」と言う番組で。(笑)

意外にも面白く、また考えさせられる内容だったので記事にしてみたい。

何故、ゴーストライターと言うか、作曲を引き受けてしまったのか?と言う問題について、
結局のところご自身でも指摘していたが、
「断れない性格」と、もう1つ「人を楽しませる事が大好き」に原因があったのかな、と。

昨夜の番組中でも、決して流暢に喋って笑いをとるタイプではないけれど、
自分の朴訥とした性格と才能を使って見事に周囲の人を楽しませていた。

考えてみると、人間関係の基本って、仕事上は別にすると、
「楽しいか楽しくないか」がメインになっているかと思う。

この人といると楽しいから一緒にいる訳であって、
それは如何なる芸術上の才能や金銭や学問上の偉大さとは全く関係ない。

もし関係があるとするのなら、それはもう既に友達関係とは言えない。

新垣氏の作曲の才能は素晴らしいと思った。

まさか即興であそこまで出来るとは。

そして何よりもその音楽を使って人を楽しませる術を知っていた。

新垣氏ほどの才能は誰にでもある訳ではない。

しかしながら、楽しい人間関係を維持しようとするのは比較的簡単に出来るのではないだろうか?

自分の自慢をするよりも、何か楽しい事を喋ったり、
少なくとも貴重なプライベート時間を一緒に過ごすのなら笑顔でいたいと思う。

まあ、笑顔だけの人生も有り得ないが、
それでも笑いの絶えない関係でいたいと願うのは当たり前であるかと思う。

その当たり前が出来ない人。

案外多い気もしないではない。

そんな事を思ってしまった。

終わり