当たり前と言えば当たり前であるのだけれども、
意外にも見過ごされている事だと思う。
女性にモテる男とは、大抵の場合、
容姿が良く、勉強やスポーツが出来て、と言うパターンだと思う。
中でも容姿は若い女性にとっては特に重要な価値観であるようだ。
ところがコレは大変なクセモノの価値観であり、
最も悲劇を生み易い厄介な代物と言える。
いわゆるイケメンは放っておいても女性の方からお付き合いのお願いがやって来る。
ところが案外長続きしないケースが多い。
結局のところ退屈もしくは不快を女性に対してもたらすケースが多いのだと思う。
イケメンはモテるが、女性と付き合える資質を有しているのかどうかは別問題だ。
先日、テレビで偶然見たのだが、世の中のイケメンと言う存在は、
かなり傲慢でオレ様主義の人が想像以上に多いように感じた。
まあ、小さい頃から可愛いだとか好きだとか言われ続けて来た訳だから、
女性からの愛は簡単に手に入ると勘違いしてしまうのであろう。
ところが思春期以降の本格的な女性とのお付き合いが始まると、
破局をしてしまうケースが続発するし、さらに結婚となると非常に難しい状況になるかと。
生涯を共にしようと考えた場合、
イケメンであると言うだけでは、絶対に無理だ。
男も女もパートナーシップについてキチンと考え実行しない限り、
そもそもお付き合いそのものが成り立たないと思う。
随分昔に非常に良くモテる男の知り合いが言っていた。
コミュニケーション能力に問題がありそうな共通の知り合いに対して吐き捨てるように。
「アレはダメだね。女性と付き合う以前の問題で、人間的におかし過ぎる。
パートナーシップ以前の問題。男同士ですら上手く付き合っていない。」と。
まあ、逆に酷い女性も多い。
いずれにしても自分とは違う異質の他人である異性と「深く」お付き合いすると言う事実は、
別次元の高度な能力が要求されて来ると思う。
それは実際に結婚もしくは同棲と言った実体験により育まれて行く故、
性体験と同様、体験していない者にとっては机上の空論もしくは畳の上の水泳となってしまう虚しさがある。
「深く」女性と付き合う事・・・これはとても難しい問題であると思う。
終わり