あれから5年の歳月が流れて

今朝、出掛けに娘が言った。

「明日から学校はしばらく休みになるから」と。

「えっ!?何故???」と母と私が尋ねた。

一瞬、先週の日曜日にあった全国模試の振り替えかと思ったが4日間???

ちょっと戸惑ってしまった。

そして気付いた。

今日は1月31日。

明日は2月1日。

この日は東京都と神奈川県の中学受験の解禁日だ。

2月1日に主な上位校の入試が集中する日。

今の私にとって、そして娘にとっても中学受験は過去の物語となっている。

いや、歴史になりかけていると言っても良い。(笑)

しかしながらはっきりと今でも断言できることがある。

私が当ブログを開設した理由は娘との中学受験の記録を残しておきたいと思ったからだ。

当ブログの出発点は中学受験であり、教育記事こそが原点であった、と。

当初の私のブログタイトルは「中学受験とアウトドア」だった。

中学受験に費やした時間は凄まじく多かった。

小学校2年生の終わりからスタートし、6年生の1月31日まで勉強は続く。

2月1日から先の1週間は、よほど運に恵まれた親子以外は眠れぬ日々を過ごす。

受験時代の後半は私生活のほとんどが勉強中心となる。

親と子が二人三脚で臨まない限り成功は難しい。

父子家庭と言うハンディキャップを抱えての受験は厳しいものだった。

けれども、かけがえのない子供の幼少期に父として共に娘と歩めた時代は大いなる誇りとなっている。

親として如何にあるべきなのか???

中学受験を通して学ぶことは非常に多かった。

色々と賛否両論の多い中学受験ではある。

今、体験者として断言できるのは、
この経験は子供の運命を大きく変えることになる、と言うことだ。

やり方を間違えれば悪い方向に大きく変えてしまうが、
きちんとした目的を持って正しい戦略・戦術を展開した場合、
もし親自身が受験体験者でなかったら、自分自身の人生をも大きく反省する転機にさえなってしまう。

勉強だけでなく、親自身の人生観、宗教観、職業、経済力、生活態度、趣味、対人関係、病気、健康等々、
様々な事が複雑に絡み合いながら進行してゆく。

果たして私と娘が歩んでいたあの時の共通体験は今後の私達に良い影響をもたらしているのだろうか???

その回答が出るのは人生の終末になってみないと分からない。

それでも良かったと思える人生展開をして行きたいと思っている。

終わり



余談:今朝、娘を駅まで車で送る時、しみじみと娘は言った。

   「最後の後輩が入って来るんだねぇ~」と。

   そう、今の私と娘は大学受験を控えている。

   これがどのように展開するのかは・・・・・

   当ブログの友達限定書庫でしか知る手段はない。(笑)