私立小学校、私立中学校生徒の地元意識が薄れて行く感覚

以下の考えは首都圏に典型的な例だと思う。
(他地域の現状は知らないので、あくまでも首都圏限定の話です)

ある土地に生まれる。

すると、幼稚園、小学校、中学校までは地元で過ごすのが普通となる。

補足:親の職業的に引越しを繰り返す生徒もいるだろう。
   しかし、この場合、論点の対象外となる。
   何故なら「地元意識」が論点の対象となるからだ。

幼稚園時代は近所の○×ちゃんと遊ぶ。

小学校になると少し離れてもクラスの友達と。

中学時代は本当に気の合った友達と。

そしていずれにしても遊び場所は地元だ。

慣れた街で遊び続ける。

高校になると皆、別の道へと飛び立って別れ別れになって行く。

このパターンが今までの子供の教育パターンだったと思う。

従って、中学時代までに培われる「地元意識」はハンパなく育つ。

ちなみに私もこのパターンなので生まれ育った地元に対する愛着には大変なモノがある。

ところが、首都圏においては「小学校お受験」や「中学受験」が盛んになっている。

特に中学受験の伸び方はハンパない。

今や、首都圏においては、都心に近い場所は受験率が軽く50%を超えている学校も多い。
(20%弱と言うのは都県全体の平均値で、市街地は非常に高い%である)

今までは当然のように培われてきた「地元意識」。

しかし今の私の娘には「地元意識」は余りない。

私立校なので遊ぶ友達も各地域からの寄せ集めだ。

必然的に学校のある都心部が中心となる。

だから尚更地元意識は低くなっている。

しかしココで考えると、私立校と言うのは高校以上は別にして、
私立小中校は地元意識を育てるのが困難な学校とも言い換えられる。

私の子供を見ているとそう思う。

私の子供のケースはショウモナイ地元の教育現場からの脱却を目指しての中学受験だった。

だからむしろ地元の子との接点が切れたのは有難い事だった。

けれど、常識的に考えれば、地元への愛着や郷土愛はあった方が良いに決まっている。
(誰だって地元を憎みながら生きるのは生き辛いと思う)

私立小中学校・・・学校内における連帯感は高まると思うが、
住んでいる地域での地元意識は薄れて行くんだな、と思った。

良かれ悪しかれ・・・・・

終わり