モンスターペアレントと周囲の特徴

昨夜見たテレビ番組の続きである。

「こんな親がいた」と言ってはスタジオでタレントや識者が一々大騒ぎ。

「酷いな~」とタレントが言うと、
識者が「全体の9割はまともなんです。でも1割いたら」とかフォローを入れる。

周りは皆、いい加減な傍観者でしかない。

そして無責任な事を言い放っているだけ。

どうしてこんな親がいるの?とか・・・・・

私は子供のゆとり教育時代に散々な目に遭ってきたので、
体験上、このカラクリを理解している。

前々から主張している事だが、
確実に1つの特徴を私は見出している。

それは「戦えない」と言う一点のみだ。

目の前にいるメチャクチャな「敵」に対して戦わないし、戦おうとしない。

そして言い訳ばかりしている。

「彼らにも言い分はある」とか何とか。

給食費を払わない親がいる、と言うと「不況だから」「義務教育だから」とか色々言い訳を言う。
↑払わない当人ではなく傍観者が、だ。

イジメがある、と言うと「イジメられる方にも問題はある」とかなんとか、
いやはや言い訳については傍観者達は天才的に素晴らしい。

つまり「口先だけの存在でしかない」。

親も教師も。

だからモンスタークソガキやモンスターペアレントはやりたい放題。

理由は色々あるのかも知れないが、
この精神構造には間違いなく「戦後民主主義」が関わってきていると私は思っている。
(念のため。私は戦後民主主義を全面否定する者ではない)

「平等」「平和主義」・・・コレ事態は素晴らしい。

けれど、徹底して行った場合、怖ろしい事になってしまう。

「平等」・・・これを徹底的に追求していったら全ての芸術は成り立たなくなる。
       (↑この意味をお分かり頂けるだろうか?)
       補足:つまり無味乾燥な社会の出現。

「平和主義」・・・これを徹底的に追求していったら、悪逆なる暴力に対し無力になる。
         (↑この意味をお分かり頂けるだろうか?)

義務教育の現場においては、
この「悪しき平等」と「悪しき平和主義」が徹底されてしまっている。

この事は、学級崩壊の現場を体験として知っている者から見ると痛切だ。

だから、私は「いい加減な言い訳」には与しない。

ある人は言う。
「時間をかけて話し合う」
↑暴力の現場においては全く意味をなさないが、本気で言う人がいるから呆れる。

必要なのはメチャクチャなヤツが出現したら即引き離す事。

そして、普通の子達の安全を確保する事。

時間をかけていたら「不登校になる普通の子」が続出してしまう。

まずは問題児や問題親に対し、断固たる拒絶をしなくてはイケない。

席替えをやり直せ???学芸会をやり直せ???徒競走をやり直せ???

白雪姫を全員に・・・・・

昔の学校ではこんな無様はなかった。

そんな親は、いたとしたらPTAの物笑いの種だったろう。

対親、対生徒について戦えない教師達。

そしてイジメにも戦えない親達。

かくして言い訳の時間ばかりが費やされて行く。

全ての諸悪の根源はココにある。

「悪と戦えない」
↑ようく考えてみよう。そういう精神構造を持っていないか???

そして、上記のように書くと必ずこう言う者が出現してくる。

「悪って何?そう簡単に決め付けられるの?オマエ何様?」と。(^W^)
↑無責任の典型例。
 自分の子が毎日殴られたり、金を脅されたりしていた場合、同じセリフが吐けるのか?
 無責任なヤツの無責任な言動に惑わされてはイケない。

モンスターペアレントに対抗する方法はただ1つ。

正面をきって戦う事。(なにも殴り合いをしろ、と言う訳ではない)

「そんな事できる訳ない。これ以上話し合いは無駄です。」と毅然として。

裁判になる???当然だ。

バカには思い知らしてやる必要がある。

ちなみに体験上、私はこの種の問題には非常に厳しい見解を持っている。

終わり