素晴らしい先生とは・・・・・

昔・・・確か「小学3年生」とかの小学館の月刊誌に載っていた。

ある女の子は担任の女の先生が大好きだった。

けれど学年が変わり、別の若い女の先生になってしまった。

その子は、新しい先生に向かって、
「前の先生はこんな風じゃなかった。
 どうして変わってしまったのかな???」
と、毎日のように文句を言っていた。

しかし、新しい先生は叱る訳でもなく、
「そう?じゃあ前の先生はこういう時どうしていたのかな?」
と常に優しく接していた。

ある日の朝礼の事。

その子は朝から具合が悪かった。

気持ち悪くなり、うずくまってしまった。

すぐに担任の先生が駆けつけ「大丈夫???」と抱きかかえられた。

途端に吐いてしまった女の子・・・・・

先生の服は大量の吐しゃ物で汚された。

「ごめんなさい」と謝る女の子。

先生は「気にしない、気にしない」と笑いながら言い、
すぐに保健室へと連れて行ってくれた。

その時、その女の子は自分の新しい担任は素晴らしい先生である事を理解した。



余談:前回のバカ話(ゲロ話)とは違う話である。

   私が小学校高学年の時、やはり朝から具合が悪かった。

   ずっと我慢をしていた。

   しかし、とうとう我慢が出来なくなり、
   先生に「気持ち悪いんです。」と言った。

   すると先生は「良く頑張った!!」とすぐに教室の外に連れ出し、
   流し場でゲーゲー吐く私を介抱してくれた。

   その時、この教師は偉大だ、と思った。



教訓:人は通常時、いくらでも奇麗事は言える。

   しかし、ゲロや下痢などの汚い状況に置かれた時、
   その人間の真価が見えると思っている。

   子供は直感的にそういう大人の嘘を見抜く能力を持っていると思う。

終わり