「横浜市民防災センター」の記録

平成17年10月9日。
行って来ました「横浜市民防災センター」。
横浜駅西口から徒歩10分。沢渡公園の隣。
無料!!

独断評価(0~5まで6段階)

ためになる度:5

混雑度:0
(三連休にもかかわらずほとんど客がいなかった)

恐怖度:5プラスα

コストパフォーマンス度:5

トラウマ度:4(笑)

この防災センターには、防災用品の展示や、
竜巻の出来方、地震の揺れ方の模型など展示物以外に、
震度7体験、暗闇体験、煙体験、
消火器体験他、いくつもの体験コーナーがある。

けっして大きいとは言えない建物だが、
内容は充実していると思った。
特に体験コーナーが・・・

震度7体験で確信した事は、
私の家は絶対ぺしゃんこになる、という事だ。
間違いない。(T_T)
ちなみに一瞬体が宙に浮いた気がした。
大人にとっての恐怖度は3と言ったところ。

補足:平成18年に耐震診断を実施した。一応ぎりぎりクリアしたが、
   やはり震度7では相当の被害が予想される。

暗闇体験では、
夜、地震で停電になった室内を脱出する事が想定されている。
なかなか出口にたどり着けず、結構あせる。
恐怖度はこれまた3と言ったところ。

他にも消火器体験や、ひもの結び方、避難シミュレーションなど、
大変ためになる物がたくさんあった。

しかし、特筆すべきは「煙体験」であろう。
恐怖度は間違いなく5プラスαを私はつける・・・

この体験は、煙(人体には無害だと言うが極めて不愉快)が
充満した迷路を、はいつくばって出口に辿りつく、という設定だが、
これはヤバい。
ナメてかかると大人でも十分パニックになると思う。

係員の説明を聴いてから入れられる。
入ると既に煙が充満していて、
地面から上5cmくらいしか新鮮な空気がない。
つまり、本当に、はいつくばらなくてはいけない・・・
しかも照明はほとんど無い。極めて暗い。
し、か、も、ドアを開けると皆同じような小部屋になっていて、
一つの部屋にはドアが3つくらいある。
従って、入ってから3つ目くらいの部屋に行くと、
もう完璧に方向感覚が失われる。

「訓練だ、そう、これは訓練なんだ。」
と自分自身に言い聞かせる。
理屈では確かにその通りである。
しかし、実際に煙の充満する中で、
匍匐前進をしながら、迷路で迷う。

「一生出られないかもしれない。」
と言った不吉な考えが頭をめぐる。
大の大人をパニックにさせるのに十分な仕掛けだと思った。

このコーナーには、実はある明快な解決法があるのだが、
もし、これから行かれる人がいる場合のために、
敢えて解決法にはふれないでおきましょう。
私から言える事は、
「冷静になれ。ともかく冷静になれ。そうすれば道は開かれる。」という事です。

いや~久々に思い切り「ためになる」体験が出来たと思いました。

それでは皆様ごきげんよう!!
(^_^v