嫉妬に怒り狂う女の美

「嫉妬に怒り狂う女の美」

不思議なことに西洋古典音楽において最大の天才と言われるモーツァルトの最高傑作「魔笛」と、
日本の古典である能の天才世阿弥改作と言われる「葵上」。


どちらも嫉妬に怒り狂う女の美を描いている。

しかしながら。
 
魔笛」の夜の女王のアリアはどことなくユーモラスだが、
「葵上」の六条御息所は恐過ぎる。(笑)

紫式部源氏物語」・・・女性が描く女性の嫉妬は生々しい。

その辺がシカネーダー脚本「魔笛」との違いか?

まあ、ともかく。
 
私は能でも歌舞伎でもオペラでも妖怪七変化ものが一番好き。