「恥ずかしい初心者の頃(笑) オートバイ編 その7 逆さまの風景と雷様

「恥ずかしい初心者の頃(笑) オートバイ編 その7 逆さまの風景と雷様」

その6での転倒事故もなんのその。

私達3人は友人の別荘で優雅な軽井沢ライフを満喫し、
落ち着いた頃、今度は軽井沢の裏道を走ろうと言う話になった。

夏の軽井沢。

自然いっぱいの田舎道をオートバイで走るのである。

気分爽快。

私達3人は快調に走っていた。

この時、私は最後尾だった。

周囲が牧場のような道を走っていて、
実に風景が綺麗で楽しいな~と思っていた。

だが突然。

風景が逆さまに見えた。

えっ!??自分がおかしくなったのか?と酷く驚いていたら。

道がカーブしていて、道の横には枯れ草が沢山あり、
カーブに気付かずに私は突っ込んでいたのだ。

オートバイごと逆さまになっていた。

草がクッションだったので全く怪我はしていなかったが、
その状況が分かるまで少し間があった。(苦笑)

来ない私を心配した友人達が戻って来た頃には、
全て元通りになっていて、
「大丈夫か?転んだのか?」と言った友人に対して、
「いや、ちょっと調子が悪かったのでチェックしていたんだ」
と答えたのは言うまでもない。(笑)

しかし、話はここでは終わらない。

それからしばらく行くと、どういう訳か田舎道にも関わらず警察の検問があった。

それは難なくパスしたのだが。

いきなり雷が鳴り始めた。

警察官は「危ないから直ぐに帰りなさいっ!!」と警告して来た。

まじで近くに雷がバンバン落ち始めた。

言われるまでもなく、大急ぎで帰路についたのは言うまでもない。

真夏の軽井沢でも天候が急変したら東京の初冬くらいの寒さにはなる。

雨具も持たず、ビショビショで全身胴震いで、
低体温症ギリギリで別荘に辿り着いた。

(T0T)

終わり