手回し充電式懐中電灯などについて:災害対策

ここ10年くらい、手回し充電式の懐中電灯やラジオなどが出回るようになっています。

私もこれは素晴らしい製品が出たと思い、
もう何年も少しずつ増やして来ました。

ところが、実は最近、この手回し充電式の製品は、
「あと数個くらい」になってしまっています。

しかもおそらく私自身は買い足さないだろうなと言う結論に至っています。

これは災害対策をどう考えるのか?と言う基本方針にも関連してきますので、
あくまでも私個人の意見だと言う事をご承知の上で各自ご判断して下さい。

そもそも、普通の人は私を含めて日常生活において、
「懐中電灯やラジオは滅多に使用しない」です。

災害時に使用すべきと考えて保管しているはずです。

まあ、私のように小さな懐中電灯を常時携帯している人もいるでしょうけど、
余程の特殊な状況でない限り懐中電灯は使用していないはずです。

この「滅多に使用しない」と言うところがクセモノなのです。

こういう製品はハッと気付くと2年も3年も放置状態になります。

普通の電池式の懐中電灯は、電池を入れたままにしておくと、
2年くらいで液漏れしてしまい、
懐中電灯ごと壊れてしまって使用不可能になります。

ラジオでも同じです。

電池の液漏れは本当に酷い現象です。

そこで手回し充電式の製品を使えば何の問題も無くなると思ってしまい、
うっかり手を出す人も非常に多いかと思うのです。

しかしここで、よ~く考えてもらいたいのです。

私はダメだとは決していいません。

けれども間違いなく、憂慮すべき欠点があるのです。

それは「手回し充電式製品は、使用していなくても数年で製品ごと使用不可能になる」と言う点です。

つまりどんなに手で回して充電しても、
充電池そのものの寿命が想像以上に早く来てしまうので、
さらに、充電池の交換が出来ないので、
製品ごと買い替えないといけないのであります。

これは非常に痛いです。

何年かしてから手回し充電式の懐中電灯やラジオを点けても点かない、と。

決して高価ではありませんが、それなりの値段はする製品です。

従って今の私は買い替えていません。

どんどんと手回し充電式製品は減っている状況です。

その代わり、電池を充実させるようにしています。

常時携帯している懐中電灯は幸い特殊電池しか使えないタイプなので液漏れの心配はありません。

従ってそれ以外の懐中電灯やラジオは電池を抜いて保管しています。

被災直後は常時携帯の懐中電灯やスマホを使用して切り抜け、
直ぐに電池式のタイプに切り替えて使う、と。

こういう姿勢で今はおります。

あくまでもご参考までに。

終わり