グラスを割ってしまう時

昨日、グラスを割ってしまった。

全く見えていなかった訳ではない。

むしろ、近くにグラスがあって、ジュースの紙パックがあって、
それでジュースを飲もうとしていた時だった。

ところが何か違う作業を突然やるハメになってしまい、
立ち上がって手を別の物に伸ばした時、
紙パックに腕が当たってしまったのが分かった。

それと同時に紙パックが倒れたので急いで起こした時に今度は近くのグラスにぶつかってしまい、
スローモーションのようにグラスが床に落ちてガシャーンと音がして割れた。

想像以上に砕けたガラスが散らばっていた。

最初はティッシュで取り除こうと思っていたが、
まるで無理な広範囲にわたっているのが分かり、
結局掃除機を持ち出すハメになった。

分かっていて、見えていて、それでも引っかかって割ってしまう、と。

何か悔しい。

ちなみに、以前、駐車している時にアクセルとブレーキを間違えて踏ませてしまう方法と言うのをテレビでやっていた。

それは駐車中、突然携帯を鳴らすと言うものだった。

たったそれだけの事で、突然人間はアクセルを踏み込んでしまう人が多く、
結構な割合で自動車をぶつけていた。

この種の人間心理は結構恐いと思う。

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