ブログとは何か?

Yahoo!ブログのリニューアル問題を考えていると、
ブログとは何か?と思ってしまいます。

ブログはWikiを読むと日本においては2002年(平成14年)頃から普及し始めて、
特に2005年(平成17年)から翌年にかけての増加が著しいとされているようです。

私は記録によると2007年の5月から始めています。

それまではメーリングリストとか掲示板などで細々と活動していたに過ぎませんし、
そもそも今のようなSNS全盛時代と違って、
その種の絶大な人気があって誰もが楽しんでいるようなネット環境は整っていなかったと言えます。

ブログが世の中に登場して普及してから15年くらいが経過している訳です。

現在までに様々なネット上のツールが登場しては消えて行きましたが、
意外にもブログだけはしっかりと残っています。

新しいSNSに移行した人は数多いと思いますが、
それでも例えば芸能人に何かあった時などのマスコミ発表では未だに、
「歌手の○×さんは自身のブログで云々」と報道されるケースが非常に多いと感じています。

ツイッターの場合も多くありますが、
詳細な情報は無理のためやはりブログが多いと思うのです。

おそらく、それでもYahoo!ブログの状況も、ブロガーの減少こそがリニューアル最大の理由であると感じています。

今のブログ環境はブロガーの視点では非常に落ち着いていると言えます。

かつてのように何かちょっとでも過激な事を書けば荒らしがやって来て、
酷い事を書きまくる時代は過ぎ去っています。

新しいSNSであるフェイスブックですらもかなり利用者は激減しているように感じています。

ブログの利用者がどのくらい減少しているのかは分かりませんが、
「いいね!」の付き方で各SNSの勢いだけは非常に良く分かります。

最近私は時折インスタグラムに写真アップをしています。

私は知らない他人をフォローをしないため、フォロワーは全く増えないままですが、
適当なハッシュタグをいくつか付けて写真をアップした場合、
「いいね!」だけはフォロワーがほとんどいないにも関わらず非常に良く付けてくれます。

私のブログでは、11年近くやっておりますが、
「ナイス!」はほとんど入って来ないのに、
インスタグラムでは、始めたばかりなのに場合によると30件以上入って来たりするのです。

ブログでは有り得ません。(苦笑)

さらに最近のブログ事情は、長年の経験からの「勘」と、
アクセス分析により、
反応が非常に薄くなっていると感じていました。

そしてコレこそがリニューアルの原因と言ってもいいのだと思うのです。

つまり。

衰退している、と。

勢いがない、と。

Yahoo!側もブログに対して何らかの改革をしないと維持が出来なくなっていると考えるべきでありましょう。

正直、それでも今の私にとってYahoo!ブログのこの環境は非常に居心地の良いものであります。

荒らしは滅多に来なくなっておりますし、
昔からの友達もいますし、適度なコメントと適度な返事コメント。

そして適度な更新(私は除く。笑)。

今のベテランブロガーの望みとは、
とても合う人と適度な頻度で交流をすることだと感じています。

新しい友達も欲しいと言えば欲しいけれど、
無理してまでは欲しくはない、と。

むしろ慣れたこの環境の中で親しい友達からの慣れた如何にもなコメントを頂戴すること。

今でも私は、コメントの新着表示が点くとドキッとします。

そしてチェックしてそれがブログ友達からだとホッとして、
初めてのコメントだと緊張して嫌だなと思ってしまうのです。

そしてこういう感覚こそがリニューアルを招く事態になっているのか?とも思うのです。

しかし長年培ってきた自分のこのブログ体制はそう簡単に崩すことなど出来ません。

そうしていたらYahoo!ブログの側から根本的な今までのブログの破壊と言う、
非常に厄介な事態に直面している訳です。

このダメージは私的には非常に大きいのです。

この11年近く、私は常にブログと共にあったと言ってもいいのです。

どこに出掛けても、何をやっていても、
ブログ記事に書いたら面白いだろうな、と言う視点でいました。

今でももちろんそうです。

けれど春以降、どうなってしまうのか。

改めてブログって自分にとって何なのかと思うのです。

再度、明記しておきますが、
今回のリニューアルは今までのブログ機能の引き継ぎはほとんどなく、
全く新しい別物になるのです。

限定記事もなくなるため、今までのブログ友達との交流の持続も、
ブログ上では表面的な付き合いしか出来なくなります。

公開記事しか書けない環境。

当たり障りのない記事の連続。

うんざりするのは目に見えていると言うのに。

危機的な状況にあるかとともかく思っております。

終わり