吉原で花魁と遊ぶといくらかかっていたのか?

昨日、国立演芸場(東京・隼町)で落語を聴いて来たのだが、
トリの三遊亭金馬がこれまた実に興味深い話をしてくれた。

前述したように廓(くるわ)とは吉原のことだけを指していて、
花魁とは吉原にいる女性のことだけを言うらしい、と。

それ以外の「そういう女性」は女郎と言っていた、と。

今となっては落語の世界でも語るのが憚られるようになった昔の遊び。

しかし大抵の男は興味を持っているかと。(笑)

一体全体、吉原で花魁と遊ぶといくらかかっていたのか?

もちろん、花魁により大きな違いがあるだろうし、
当時の物価基準は現在とはかなり違っているから一概には言えないだろうが、
何と。

「吉原の相場は他とは6倍の差があった」

と金馬は語っていた。

これだけは事実らしい。

つまり、今の感覚だと、仮に新宿で遊ぶと1万円で済むところ、
吉原だと6万円???

恐ろしい相場だと思う。

だからこそ、落語とか歌舞伎の世界では色男とか大金持ちとかが登場する訳だ。

歌舞伎十八番助六と意休の関係みたいなのが当時は沢山あった???

また、吉原には独特の作法もあり、
他の宿場町のような普通の遊びではなかったとも語っていた。

吉原での花魁遊び・・・・・

何ともまあ。

滅んでしまった文化に哀愁も感じるし、これで良かったとも感じるし。

それでも歴史としては語り継ぐべきものだとは思う。

また、古典芸能の世界でもしっかりと残って行って欲しいとも思う。

終わり