激しい嫌悪感がある某テレビの報道番組について

最近、ある特定のテレビ番組に対して非常に激しい怒りと不快を感じている。

それは民放の報道番組で、主に休日の夕方に放送されているので、
余計に目にするチャンスが多く腹立たしい。

それはニュース番組の中の一角にあり、
マナーの悪い人達を取材するものだ。

この報道姿勢そのものは正しいとは思う。

世の中の不正を糺そうとするのは立派な事である。

だが、内容が最低最悪なのだ。

明らかに不正や条例違反、時には刑事事件が既に成立しているにも関わらず、
「インタビューを試みる」と言う無謀をアナウンサーにやらせている。

大抵はイキのいい若い男のアナウンサーか下手をすると若い女性アナウンサーにやらせている。

余りの無責任ぶりの報道姿勢に腹が立ってくる。

それはいずれ刃傷沙汰になるだろうな、と言う一点に尽きる。

当ブログでは何度も何度も書いている。

「正義の追求は非常に危険」

これを認識していない者は余りにも多過ぎる。

例えば電車内でマナーの悪い若者グループに堂々と注意をする人を英雄視する傾向が私達にはある。

だが、これは暴力事件と紙一重の行為だと言う認識はほとんどの者は持っていない。

下手をすると殺人事件に発展する可能性も非常に高いことすら想像しない。

つまり犯罪はいけないと言いながらも最も危険な傷害事件や殺人事件の渦中に自ら入って行くことを意味している。

これは何も犯罪を見て見ぬふりをせよと言うことではない。

犯罪に個人で立ち向かうには限界があると言う意味で書いている。

明らかな犯罪行為に対抗できるのは警察組織でしかない。

決して武道有段者であろうアナウンサーの仕事ではない。

まして若い女性アナウンサーの仕事でも絶対にない。

彼らがやるべき仕事とは、遠巻きの撮影と警察への通報であろう。

自ら犯罪者にインタビューしてどうなる?

こんな報道を続けていれば、いずれ大怪我か殺されるアナウンサーが出てくるだろう。

実際に威嚇されたり胸倉を掴まれることすらある。

こういう報道を面白がる姿勢は悪質である。

犯罪の摘発と正義を謳っているが、自ら犯罪行為を助長させた挙句に新たなる暴力事件、ひいては殺人事件を起こす可能性すらあるからだ。

以前から日本のテレビ番組にはイジメが悪いと言いながらも、
自らは局内でイジメに加担しているような報道が目に余っている。

若手アナウンサーや若手芸人なら死んでもかまわない。

それが本音なのであろう。

強烈な嫌悪感を抱いている。

終わり



余談:

命がけの報道というのももちろんある。

戦場取材などはまさにそれだ。

だが、上記で書いた内容とは本質的に違っている。

何故なら別の犯罪を自ら助長させていると言う点において決定的に違っているからだ。