不倫の恋と熱いラブレター

昨夜、録画してあったテレビの音楽番組を見ていたらベートーベンがやたらと出て来ていた。

ベートーベンの音楽は熱く、人の心を異様に高揚させると思う。

ベートーベンは当時から大変人気がありお葬式には2万人が集まったと言う記録まであるそうだ。

つまり今で言うスーパースターだった。

しかし生涯を独身で通した。

何故なのか。

どうやら不倫の恋をしていたらしい、と。

死後、ラブレターが見つかっている。

音楽と同様、熱い熱いラブレターが。

夫と子供がいる女性を深く愛していたことが分かっている。

ベートーベンはその女性に対して音楽を贈っているらしい事も分かって来ている。

ベートーベンのシンフォニーはたった1つを除いて全て誰かのために書かれている。

しかし1つだけ誰にも献呈されていないシンフォニーがある。

それが8番だ。

交響曲第8番。ヘ長調。作品93。

その女性をどう思っていたのか。

こういう事実を知ってしまうと。

8番の聴き方が変わって来てしまう。

いずれにしても。

ベートーベンは余りにも人間臭い作曲家であり、
理想家であり情熱家でもあったと思う。

終わり