ライカのカメラと日本のカメラ
今日はヨドバシカメラでカメラをじっくりいじり回して来た。
私はニコンとペンタックスのカメラを好んでいる。
理由は明確だ。
どちらも非常に質の良い天体望遠鏡を作っていたから。
レンズに絶大の信頼を寄せている。
さて、私達は日本人として生まれ日本製品に囲まれて暮らしている。
日本の製品は優秀で世界に冠たる物だ、と。
確かに素晴らしいと思う。
しかしながら例えば携帯電話の世界では、
ガラケー(ガラパゴス携帯)などと呼ばれ、
余りにも日本独特の進化をしてしまい、世界から見放される事態となっている。
何故か?
一般的に日本の製品は機能が過剰だ。
至れり尽くせりだが放っておくと恐ろしく複雑怪奇な製品になってしまう。
実は私の大好きなニコンやペンタックスも例外ではない。
キヤノン他ももちろんそうだ。
様々な機能てんこ盛り。
今日も私はニコンの最高級機種(70万円くらい)をいじり回して遊んでいた。
そんな時、ふと別の展示棚(鍵付き)の小さな一角に置いてあるカメラに気付いた。
そう、ライカだ。
私は見入ってしまった。
さすがにいじらせろと店員に頼めなかった。(笑)
特に写真の一番下の機種。
「白黒写真専用のデジタルカメラ」
こんな製品、日本製には無い。
しかも80万円以上する。
白黒写真を最高レベルで撮るために特化したカメラだ。
これは、日本のカメラメーカーが束になってかかっても敵わない世界だ。
何故なら日本人は本質的に極限を求めないからだ。
だからこそ余計な多機能で誤魔化そうとする。
自動車もそうだ。
何故、日本は最高級車を作れないのか?
答えはライカのカメラにある。
私はこのライカのカメラを見てぶっ飛んだ。
ドイツ、畏るべし。
クラフトマンシップ、畏るべし。
終わり