イジメ問題で本当に問題なこと

昨日、偶然テレビを点けたらイジメ問題についてやっていた。

教師、教育委員会、芸能人、外国人が参加していた番組だった。

その中で、以前より当ブログでも主張していた、
「イジメの加害者に対して無力」
について、キチンと説明されたのには拍手を送りたい。

大津事件において、教育委員会の連中の酷さがテレビでも浮き彫りになり、
教育委員が殴られる暴力事件まで起きた。

教育委員会とは立場上、公務員となり、
絶大な権限を持っている。

しかしながら、驚くべき事にほとんどが素人により構成されている。

さらに、会議は「月に1回」しか開かれない。

場合によると最初から議題や質問事項が決められており、
出来レースの感が否めないそうである。
(昨日のテレビ番組より)

つまり、教育委員会に訴えても、
下手をすると話題にされるのが1ヶ月先になってしまうのである。

イジメ問題について、
先ず真っ先にやらなくてはいけないのは、
悪質な加害者に対する「出席停止処分」である。

イジメの認知件数は最新の統計では約7万5千件である。

コレはあくまでも認知件数、すなわち、届け出られた件数なのである。

泣き寝入りしている人、恐くて届けられない人も含めれば、
この数字は氷山の一角である。

さて、これらの莫大な数のイジメ事件について、
出席停止処分は何件だったのか???

平成22年度「6件」。

品川区などでは鳴物入りで出席停止処分をなどと報道されていた。

しかし、全国で「6件」しか適用されていないのである。

今の教師には体罰は禁止されている。

出来る事はせいぜい「出席停止処分」であるが、
実質上、出来ないのである。

何故か???

この権限は校長ではなく、先ほどの「教育委員会」が握っているからなのである。

月に1回の教育委員会

こんな団体、無い方が良いのでは?とすら思う。

少なくとも、大津事件の対応を見ている限り、
殴られた人・・・同情できない。

再三のイジメ(暴行傷害、強要等々の犯罪)を受けた側の要請に対し、
「証拠が無い。未成年者だから。」等々の理屈をこねまわし、
引き延ばしと責任回避を図っていたのだから。

殴った側も未成年らしいので、ここは告訴してはダメでしょう???(苦笑)

いずれにしても。

イジメ問題の根本は深刻なのである。

身を持って体験して来た事ゆえに。

友達限定記事に続く