人類の偉大なる功績と病原菌に辿り着くまで

昨夜ドラマの「仁」を見ながら思っていた。

アントニ・ファン・レーウェンフック(Antoni van Leeuwenhoek 1632年10月24日 - 1723年8月26日)。

人類史上、初めて微生物の存在を知った男。

オランダ生まれの、専門教育を受けた学者ではなかったが、
自分で顕微鏡を作りそれでミクロの世界を覗いてみた。



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↑「レーウェンフックの顕微鏡」。

顕微鏡を覗くと驚くべき世界が展開していた。

それをロンドン王立協会に送り続けていた。

ミクロの世界の面白さに憑かれた男だった。

ちなみに同時代、オランダに生きていた偉大なる画家フェルメールとも親交があった。

フェルメールの傑作の1つ「天文学者」はレーウェンフックがモデルとも言われている。




人類は・・・目に見えない小さな小さな世界がある事を知った。

だが・・・それが人類をあっさりと殺す力のある疫病の源である事には気づけなかった。

我が人類は・・・それから約150年を経た現代細菌学の父、ロベルト・コッホの登場まで、
病気のほとんどは目に見えない細菌やウィルスにより起こるとは分からなかったのである。

コッホ以降、病気の原因を突き止めた医学者は快進撃を続ける。

そして、フレミングペニシリンを発見し、
いよいよ人類は抗生物質を手に入れる。

その後の疫病を封じ込める手法は誰もが知る事であろう。

そんな事を昨夜思っていた。

終わり