オートバイ乗りのための帰宅難民救出ガイド

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今回の大地震の影響で、
首都圏の電車が一度に全て止まる初めての事態に直面した。

予想された通り、
道路が寸断された訳でもないのに大渋滞が起き、
大量の帰宅難民が発生し大混乱状態になった。

以前からオートバイは「災害時の初動に一番威力を発揮する乗り物」と考えている。

2人乗りの出来る100ccくらいのスクーターが一番役に立つかと。

写真を参考にして欲しいが、
前カゴ、書類入れ、足元、座席の下、後部ボックスと、
想像以上に積載量は大きい。

もちろん2人乗り可。

次にもしあれば100cc~250ccくらいのオフロードバイクが良いと思っている。

オフロードバイクはビルが倒壊するような大地震の際の初動に威力を発揮すると思っている。

さて、今回の首都圏は交通規制がなかったのでオートバイ天国だった。

超渋滞する自動車を横目に帰宅難民の家族を救出に。

ちなみに友人の話では自動車で家族の救出に向かった者は全員悲惨な目に遭っている。
(8時間かかった、とか)

普段歩き慣れない人達がへばる中、
颯爽と登場しピックアップする。

これは大変素晴らしい業だが、
やはり注意点がある。

それを確認したい。

・救出される人のためのグッズを忘れてはいけない。

ヘルメット、手袋、ズボン、ジャンパー、(あれば)スニーカー。

飲料水、食料。
(寒い季節には温かい飲み物が良い)

寒かったらカイロ。

震災時は「マスク」。
(粉塵対策の必需品)


・ライダーの持ち物

ヘルメット他のオートバイ乗車用具は当然。

他にマスク、懐中電灯や携帯電話も忘れてはいけない。
(電池式携帯電話充電器や予備電池も)

地図、コンパス、できたらGPSレシーバーまであれば完璧。
(家やビルが倒壊した場合、街の様相が一変。位置確認が難しくなる)

ラジオと、あれば携帯テレビ。
(刻一刻と変わる情報の収集は非常に重要)

靴はスクーターの場合、スニーカーか登山靴が良いと思う。

万が一、パンクや故障あるいは交通規制のためオートバイが使えなくなる事態も想定すべきかと。

この場合は自分も帰宅難民になるので、
自宅まで歩ける装備をするのが望ましい。

従って、自分用の飲料水と食料。

飲料水は季節によって大きく変動する。

冬場なら500mlで良いかも知れないが、
夏なら1人2リットルは最低必要になる。
(自分で20km歩行実験済み。冬場は楽勝だが夏は非常に厳しい)

歩く距離にもよるが20kmとしたら食料は2食分、
他に飴やチョコレートなどの甘味料も。

最後に基本中の基本。

救出される側とのコミュニケーション手段。

携帯が使えなくなると本当にヤバい。

携帯メールや災害伝言板を利用し、
キチンと待ち合わせ場所を決めてからでないと動いてはいけないのは言うまでもない。

家族の安否が分からないと本当に辛い。

私もパニックを起こしそうになった。

通信手段の確保は帰宅難民の救出に際し、
一番重要なツールである。

今回、思い知らされた。
(;∇;)/~~