地球外知的生命体との最初の交信とはどんなモノか???

もし、この銀河系内の比較的近くに人類と似たような知的生命体がいるとしよう。

彼らが地球から発せられた電波をキャッチして、
知的生命体の存在を確認し、
お互い電波を使った交信を開始する。

その最初の内容とは・・・???

「コンタクト」と言う映画で見事な見解が出てくる。

人類が歴史上初めて地球外知的生命体からの電波をキャッチする。

極秘裏にアメリカ合衆国大統領はじめ政府要人が集まり、
いよいよその解析された映像がスクリーンに。

内容は・・・
「ここに我が国家社会主義政党の大会を宣言するっ!!」と、
ヒトラーの姿とともにその演説が始まる。

政府要人は全員怒り出す。
「悪い冗談だっ!!」と。

しかし、天文学者は全員真っ青になって言う。
「これは紛れもない本物だっ!!」と。

つまり最初に地球から発せられた映像電波は・・・

そう、ナチスドイツによって行われた。

我々の現在のコンピュータ通信を思い出してみよう。

友人や企業などと最初にe-mailをする時にやる事。

そう、メールバック。

そっくりそのまま送り返す事。

その確認後、様々なデータのやり取りが行われる。

素晴らしい内容の映画だった。

遥か彼方の地球外知的生命体が我が地球からの最初に受け取る映像電波・・・

しかし少し悲しくなる。




余談:「暗黒星雲」と言う小説も傑作だと思っている。

フレッド・ホイルと言う天文学者が書いたもの。

ちなみに「コンタクト」もカール・セーガンと言う天文学者が書いた。

細部の詰め方が見事だ。

暗黒星雲」の内容は・・・

地球に向かって暗黒星雲がやって来る。

当初は直ぐに去ると思われたが、
減速し太陽を覆い隠してしまう。

死んで行く人類。

しかし、天文学者は気付く。

もしやこの暗黒星雲は知的生命体なのでは?と。

女流ピアニストが暗黒星雲に向けて演奏を開始する。

(ちなみに音楽は極めて人工的な配列で、
一発で知的生命体のモノと判断出来るそうだ。
映画「未知との遭遇」で詳しい)

曲は・・・ベートーベンのピアノソナタ17番テンペスト3楽章。

激しくも哀しげで切ない音楽・・・

暗黒星雲は即座に反応する。

「申し訳なかった。
惑星上の生命体は脳の容量に限界があるので、
知的生命体は存在しないと思っていた。」と。

そして暗黒星雲は去って行く。

人類の代表を乗せて。