男の子の弱点

これから書く事は非常に真面目な「男の子の性」の話だ。

真面目な話だけれど内容的には非常に掘り下げたモノである。

従って、苦手な方は決して読まないように。

繰り返します。以下の内容は「性」の問題になります。



さて、歌舞伎十八番の一つに「助六助六所縁江戸櫻)」と言うのがある。

江戸っ子のヒーロー「助六」。腕っ節が強く喧嘩三昧。

遊郭に行けば滅茶苦茶モテまくる。

恋人は遊郭一の女「揚巻」である。

ストーリーの内容は別にして、
最後の方の場面で、立派な侍に導かれて「揚巻」が出て来る。

それを見かけた助六が、「テメーはどこのドイツだ。オレの女に・・・」と啖呵を切る。

が、しかし、それまでの場面において怖ろしく強かった助六がグニャグニャになる。
(大抵、笑いのシーンである)

その侍とは、男装した助六の母親だったのである。

このシーンからも分かるように、
そう、男にとって母親とは最大の「弱点」である。

もし、弱点でないとするのならば、
その男の子の成長過程において非常に大きな問題があったと言わざるを得ない。

男の子は遅かれ早かれ「性」に目覚める。

何時なのか?と言う点においては差がある。

特殊な事情がない限り(悪い女性にいたずらされるとか。←羨ましい。爆)、
早い子で小学高学年くらいから、大抵は中学生が一つの目安であろう。

数組の母子家庭の母親と話していた時、
こんな事を言われた。

「ウチの子、Hな本を読んで(オナニーして)いるみたい。どうしたら良いのでしょうか?
 (怒鳴りつけるか?勝手に捨てるか?)」

私の個人的な回答。

「絶対に、見て見ぬ振りをする事。内容のチェックは必要。
 もし、女性を虐待したり、幼女を相手にするような内容だったら要注意。
 (その時は別の問題に発展して行く)
 しかし、普通の裸であるのなら、絶対に見て見ぬ振りを。放っておく事。」

理由:男の子の弱点は母親である。

   その母親に自分が「男」であるのを見られるのを一番嫌がる。

   また、反対に母親が「女」であるのを見るのを一番嫌がる。
 
   男の子を持つ母親は男の子が成人するまで、
   絶対に「母親」でなくてはイケない。
   「女」の面はほんの少しでも見せてはイケない。
   まして、男とのセックスシーンを見られるなどもっての他である。
   たとえ夫であっても。

   男の子が健常に育つには上記の事が必要であると思っている。

将来、男の子が性的に何らかの問題行動を起こす時。
(心の病気は別にして)

例えば浮気症。
妻がいるのに複数の女性との性交渉を持つ事にためらいのない男。

例えばDV。
女性を侮蔑し、物として扱う。気に入らなければ暴力で従わせる。

女性に対し、何らかの軽蔑感を抱き問題行動を起こす男には、
その成長過程において、母親の問題がある場合が多い、と言うのが持論である。

そして、問題行動を繰り返す男・・・・・まず、変わらないと思った方が良い。

基本的に結婚相手とする事は不可能だし、
結婚生活を維持する事は出来ない。

惨いようだが、無理だ。
判明した時点で早々と離婚した方が痛手は少ないであろう。

「結婚」・・・誰でも出来ると思ったら大間違いである。

つくづく、性の問題は怖いと思っている。

お金・健康・知力・学歴・社会的地位・・・・・それまで培ってきた事が、
ダメな「男」やダメな「女」と結婚した途端、
不幸のドン底に叩き落とされる。

「性」を舐めてはイケない。
「性」を無視してはイケない。

自分がどんな「パートナー」を求めているのか?

パートナーの人間観察を怠ってはイケない。

男も女も厳しい目で選択をしないと・・・地獄を見る。


余談:ちなみに「性の相性」も存在していると思う。
   何時、どこで、どんなスタイルでセックスをするのか?
   相手のスタイル、性器の形状・・・・・
   決して無視してはイケない。
   大切な問題である。