奇跡の種子島皆既日食 後編

2009年7月22日(水)

いよいよ皆既日食当日。

自動車に乗るも、すぐに雨が・・・・・
しかも、途中で土砂降りに・・・・・(>0<;

幸い到着した頃は、ほとんど小降りになった。

しかし、ブロ友のKachan様と合流し、
雨よけをどうするか相談している最中に再び雨足が強くなる。

私が用意して行ったタープを張る事にした。
実は私はヘキサタープを使用した事が無い。

何となく面倒臭そうなので、
いつもはクィックセットアップタープを使っていた。

初めて張る事になる。

風も凄く強かったが(後で風は止んだ)、
さすがに現役キャンパーのKachan様、
非常に手際よくコールマンヘキサタープDXを立ち上げる。

コレは大正解だった。

他の方々が雨風に悩んでいる中、我々はほとんどOKだった。(^0^;v

イメージ 1

↑手前のサンシェードは雨風の時はほとんど役に立たない・・・・・
 びしょ濡れ・・・・・(>0<;
 
 コールマンヘキサタープ・・・優秀だ。ちゃんと張れば相当の風にも耐える。
 かさばらないし、今後重宝しそう。
 これは素晴らしい。
 (^0^v

イメージ 2

↑天気は曇り時々雨。
 それでも展望台の上には沢山の人が傘を差しながら「その時」を待ち続ける。

イメージ 3

↑なんと言うか・・・雲自体は薄くて周りは明るいのだが、雨が時折パラつく・・・・・

刻一刻と「皆既の時間」は近づいている。
絶望的である。

しかし、ちょうどその頃、「晴れ大明神」であらせらるる「クラヴサン様」が祈ってくれた。

すると、まずは、お住まいの場所が晴れたそうだ。(@@;

そして・・・そして・・・

天文通のKachan様が何故かタープを出て空を見上げている。

私もつられて出て見ると・・・・・

イメージ 4

↑な、なんと・・・・・
 皆既直前の細くなった太陽が雲を通して見える。
 雨がパラつく中!!
 コレは奇跡か???!(@0@;!

 その後も何度か太陽はギリギリまで姿を現してくれた。

 写真は、慌てて撮ったので、焦点が全然合っていない・・・・・
 本当はもう少しクリアに見えていた。
 (ビデオでは上手く撮れていた)

 何せ、絶望していただけに、全てをマニュアル操作に設定したため、
 急の曇り空の太陽を想定していず、急遽、オートフォーカスで撮った。
 後はビデオ撮影をメインにしていた。(>0<;
 
 それでも、90%以上欠けた皆既直前の太陽が見れたのは幸いだった。(^^v

 クラヴサン様、恐るべしっ!!(爆)
 (^0^)
 また、お祈り有難うございました。
 大変、効き目がありました。
 m(u u)m

イメージ 5

↑残念ながらダイヤモンドリング、コロナは雲の上だった・・・・・(>0<;
 それでも、急速に暗くなる様は如何にも皆既日食
 写真だとオート露出が効いてしまい、余り分からないが、そこそこ暗くなっていた。

 雲で光が拡散される?あるいは皆既帯ギリギリのため?
 理由は分からないが快晴下だった1995年のタイ皆既日食の時よりは明るかった。

イメージ 6

↑皆既が終わり、辺りは元の明るさを取り戻す。

非常に残念な結果ではあったが、
そこそこ楽しむ事は出来た。

さて、宿泊先に戻って、荷物整理をしていたら、
お世話になっているお婆さんが、
「こっちへ来て見てごらん」と言うので行ってみた。
すぐにカメラと三脚を抱えて、歩いて1分の海へ走って行った。

皮肉なものではある。
しかし・・・・・

イメージ 7

↑海に沈み行く太陽が・・・・・

イメージ 8

↑少し拡大したもの。

イメージ 9

↑アップにしたもの。
 この欠けた姿を撮りたかったのに・・・・・(>0<;

それでも海に沈んで行く太陽はきれいだった・・・・・

ポーーーーーッと言う汽笛が聞こえた・・・・・

すると、巨大なフェリーが夕暮れ時、種子島を離れ、鹿児島へ向かって行った・・・・・

イメージ 10

↑去り行くフェリー。
 なんだか物悲しい・・・・・

結局、私はダイヤモンドリングとコロナを娘に見せてやる事は叶わなかった。

この地球上で見られる最も荘厳で美しい光景・・・・・
それが皆既日食

神の領域へ足を踏み入れる感覚。
それが皆既日食

もう一度、是非もう一度、見たい。

私は娘に眺めさせてやる事が出来るのだろうか???

願わくは神の恩寵があらん事を。