今朝、娘を駅まで送って行く時、
「これ、要らない」と渡された。
娘のために持たせていた「応急セット」だった。
緊急用の笛、連絡先、絆創膏、ガーゼなど最小限の物を入れた薄べったい小さな物だ。
「鞄が重いし、邪魔だから。絆創膏くらいでいい」と。
私は「そうか」としか言えなかった。
もう中学生になる娘に「こうしろ、あ~しろ」などとはナカナカ言えなくなっている。
親の強権発動は、小学生の頃と違い、余程切迫したモノでない限りは使えない。
(強権を使う方も沢山おられるだろうが、その場合、家族関係の破綻を覚悟しないといけない。
それほど、思春期とは非常に厄介なモノだと考えている)
結局のところ、これから先は、親の言う事ではなく、
試行錯誤を繰り返して自分で学んで行かないといけない。
それでも少し寂しく思った。