フル装備!!(皆既日食観測及び撮影用機材の試運転)

今日は、朝、一応9:30から帰りの種子島→鹿児島の航空券の予約を試みた・・・

これはさすがにダメだった・・・
キャンセル待ち50人・・・(><;

まあ、明日が本番ではある。

ソレがだめならフェリーの予約が1ヵ月後にあるので、
一応まだ、余裕はある。

しかし早めに航空券がゲットできるに越した事はない。

現時点での購入済みチケットは、
「羽田~鹿児島」往復。
「鹿児島→種子島」の片道。

帰りの「種子島→鹿児島」がゲットできていない。
心配ではある。
しかし、航空機とフェリーの2段構えで予約して万全の体制を取る予定・・・
果たしてどうなる事やら。

さて、今日は航空券のキャンセル待ちを入れた後、
機材調整に入った。
日射しは弱いくせに、なかなか暑い日だった。

さて、皆既日食観測及び撮影機材を以下のようにまとめてみた。

色々不都合な箇所が続出して、
おってさらなる調整をして行きたい。

かなり安上がりであるが、相当マニアックな装備であると自負している・・・
(^0^;v

イメージ 1

↑正面から見た写真。
 ちょっと分かり辛くて失礼。

イメージ 2

↑背面から見た写真。

それぞれチェックして行く。

まずはビクセンGPポータブル赤道儀
色々な物を載せている三脚付きの器具。

電動で天体を自動追尾してくれる装置。
 
本来は流星観測用に4連カメラを装着していた装備を、
急遽、日食用に組み替えた。
太陽投影板を載せるための自由雲台の強度が不足している・・・
改良を試みないと・・・
(><;

イメージ 3

↑眼視観測用の太陽投影板。
 
 ミザール製、口径60mm、焦点距離420mmのミニ天体望遠鏡に、
 
 ビクセン製の天頂プリズム使用タイプの太陽投影板(既に生産中止)を装着。
 
 ATM(現・スターベース)製の微動ハンドル付き。
 
 コレは、本来ガイド鏡として使用していたため、
 ガイド用天頂プリズムが入っていた。

 コレを通常の天頂プリズムに変換したところ、
 ピントが合わない事が判明。

 仕方ないので、ガイド用天頂プリズムをそのまま使用する事とした。
 写真の天頂プリズムはガイド用である。
 (><; 

イメージ 4

赤道儀に載せた眼視用太陽投影板セット。
 
 写真の天頂プリズムはピントが合わない事が判明した通常タイプ・・・(><;

イメージ 5

↑太陽投影板に映し出された太陽。
 今日は薄曇なので余り良く見えない・・・(><;

 ガイド用天頂プリズムにはレンズがかませてあるので、
 K25mmのアイピースでギリギリの大きさで投影される。

 K20mmだと少しはみ出してしまう・・・
  
 一体どのくらいのレンズが入っていたと言うのか・・・(><;

ちなみに、この太陽投影板を使用して観測すれば、
途中経過の部分日食は一番安全に楽に観測できる。

日食観測専用メガネは、太陽高度が高いので首が疲れる。
また、いくら安全と言っても、見続けるのは非常に良くない。

今回は中学生の女の子2名も参加するので、
コレは重宝すると思う。

ともかく、太陽投影板が一番楽で安全だと思う。
しかし、PL法のために現在は意外にも入手困難になりつつある機材のようだ。 

イメージ 6

↑カメラとビデオはこのように装着。
 
 それぞれ太陽撮影専用のフィルターをかませている。

 カメラはペンタックスK-m。300mmズーム望遠。
 
 ケンコーのフィルター装着器を使用している。

 ファインダーは今回は太陽高度が高いので、
 ケンコーの2.5倍リフレクタブルファインダーを装着。

イメージ 7

↑ビデオはソニーのデジタルビデオカメラ。
 25倍だそうだ。
 
 今日は余り良く試運転が出来なかった。
 ちょっとピントに難がありそうだ。
 
 コレは追々解決したい。

 また、ビデオ用には現在、フィルター装着器が販売されていないので、
 セロハンテープで付けた。
 
 皆既中は外さなくてはイケないので、
 脱着が容易に出来なくてはイケない。
 セロハンテープが丁度良い。 

イメージ 8

↑その他の特殊機材一覧。
 
 傾斜(角度)計。水準器。磁石(レンザティックコンパスとシルバ製の2種)。

 コインドライバー(投影板や三脚のネジ締めなどに非常に便利)。

 フィールドコンピュータ(気圧・天気・温度の変化などを知らせる装置)。

 気圧計。

 ブロア(レンズのホコリ取り)。

 GPSレシーバー
 (正確な緯度を出すために必要。また、当日の観測場所の地図代わりとしても使用できる)。

 日食グラスを相当数
 (同行者は皆ド素人なので私が全て準備してやる。10個くらい持って行く・・・(><;)。

補足:何故、傾斜計やGPSレシーバー、レンザティックコンパス、水準器が必要かと言うと、
   赤道儀で天体の自動追尾をかける場合、北半球は「北極星」を使う。
   しかし、日食は昼間見られる現象。
   従って、できるだけ精密な方位と緯度を知る必要がある。
   そこで上記の機材が必要になってくる。
   ちなみに水準器はGP赤道儀には付属しているが、
   宅配便で送る予定なので、壊れた場合の予備として持って行く。

あとは三脚など通常の撮影補助具が追加される。

以上が、撮影・観測機材である。

さて、これにサバイバルグッズが追加される。

どうやら、相当厳しい状況下に追い込まされそうである。

どう切り抜けるか???
サバイバル・・・腕の見せ所ではある。
(^0^;v