「受験体験本」の危険性について
現在、首都圏においては、
中学受験が非常に盛んである。
地域的な差は大きいが、
多いところだと受験率が学年で70%を超える小学校すらある。
娘の小学校では50%くらいだった。
さて、中学受験を体験した事のない親が、
子供の受験を思い立ち書店に行った場合、
色々な受験関連本が並んでいるのに驚くはずだ。
何冊も買って読むのは大変タメになると思うので、
出来るだけ沢山読む方が良いと思う。
色々なケースを知って多角的視点に立てるようにするのが重要だ。
ただし、せいぜい小学4~5年くらいまで。
もう5年生になると余裕はなくなってくるはず。
しかし、未経験者の親は、特に「受験体験本」を読む場合、
注意をしないと大変な目に遭う可能性があると思っている。
これから書く事は、中学受験未経験者の親で、
低学歴、低収入、無教養な方限定の話になる。
すなわち、私のような者の・・・(>0<;
受験体験本を読む際、最初に「著者略歴」の欄に目を通してみよう。
驚くべき事に、
「東大」「慶應大」「早稲田大」など、
親自身が大変な高学歴である事がほとんどである。
中には作家までいる。
そして、内容的には「御三家」に華々しく合格、と言う結論。
しかし「御三家」いや、もっと言うと、
中学受験偏差値で60以上の学校へ行くと言う事。
偏差値の分布パターンを見てみると分るが、
当たり前の事なのであるが、
極々少数の者しか行けないのである。せいぜい10~20%・・・
コレは疑いようのない事実である。
つまり、残りの80~90%の者は、
最初から行けない事が決まっている。
ほとんどの者は、塾の勉強に四苦八苦して、
のた打ち回り、何とか偏差値40~55くらいの学校に合格すると言うパターン・・・
さて、ここで厳しい現実がある。
中学受験未経験で無教養な親と、
「受験体験本を出版できる親」との間には明確な差がある、と言う事。
トップ校に合格して行く子は2パターン。
一つは子供が天才もしくは超秀才の場合。
はっきり言って存在していると思う。
少なくとも70の偏差値を超える事は努力でどうこう出来る問題ではない。
(念のため、65くらいまでは努力の世界だと思っている)
もう一つは努力型の場合。
親自身が子供が生まれ物心がついた頃から、
明確な「目的・戦略・戦術」を教育において展開しているケース。
つまり、教育に非常に関心があり、また実行している親。
ここで注意をしなくてはいけないのは、
一件無関心を装っている親の存在である。
「ウチは勉強しろ、なんて言いませんよ。
子供の自主性に任せています。」
こういう事を言っていて、
本当に成績が抜群に良い場合は、
幼い頃から勉強に関心を向けさせるための大変な努力をしていた可能性が高い。
まかり間違っても真似など出来る芸当ではない。
従って、それ以外の親は・・・
大抵、戦略どころか行き当たりバッタリであろう・・・
せいぜい「赤ペン先生」くらい???(><;
普段の生活も、パチンコ?競馬?競輪?
下品なテレビ番組にネットに携帯に???
そんな生活パターンを持つ親が、
受験体験本を読んだ場合、
「なんとなく自分にも出来る」と錯覚してしまう。
非常に危険だ・・・
「中学受験バイブル」と言う本がある。
読み物としては大変面白い。
子供が受けるイジメを乗り越えて見事に御三家に入って行く・・・
しかし、実状を知らない親は何となく、我が子もできる、と思い込んでしまう・・・
体験者の親はすぐに分る。
小学校5~6年生でいきなりSAPIXに入塾できる、と言う事の凄さ。
如何にそれまで基礎学力の充実に親が力を注いできたのかっ!!と。
それまでの基本的な家庭学習量・読書量が桁違いに凄いのである。
親の経歴をチェックしてみよう・・・
「東大法学部卒の弁護士」!(@0@)!
成功者の体験に学ぶ、と言うのは非常に大切である。
しかし、それまでの自分自身の過去と子供との接し方・・・
この辺を良~く念頭に置いて読まないと思わぬ火傷をするかと思っている。
「諦めろ」と言っているのではない。
「本を出版できるほどの人」と言うのは、
相当のエリートでないと書けない、と言う実情がある。
従って、現時点で一番凄いと思っている本は、
「偏差値30からの中学受験」学研、鳥居りんこ著。
これこそが、非常にリアルな「一般向けの」中学受験体験本かと。
そもそも、中学受験を経験している親は、
余り読まないかと。
読んでも実状が良く分っているので、
マヌケな行動は取らないと思う。
ここで私が言いたいのは、
親が、親こそが、子供によって「目的・戦略・戦術」が違うと言う現実を知る事。
コレはなかなか出来るようで出来ない・・・・・
(><;
余談:「偏差値30からの中学受験」の内容の一部。
(記憶頼りなので、微妙に内容には間違いがあるかも・・・失礼)
日能研の「地獄の漢字」・・・コレは凄い・・・
記憶によると、確か6年?の夏休みに実施されるそうだ。
100題くらいの漢字が出題されるそうだ。
保護者説明会での講師の言葉。
「あの~・・・覚悟して下さい。
本当に、合格点が取れるまで、お子さんを家に帰しません。
昨年は一件だけありました。
夜10時過ぎ、もうみんな帰った中、
一人の女の子が泣きながらやってました。
まだ、今なら最終電車が間に合う時間・・・
79点でした。
正直、私も仏心を出そうかと迷いました。
たった1点。惜し過ぎです。
でも、やり直しを命じました・・・」
日能研に通っている方に訊いた。
本当にある、と言っていた・・・(@@)
超余談:その女の子・・・
見事に無理と思われていた学校に合格できる。
そして、言う。
「先生有難う。これは地獄の漢字のお陰です。
泣いて、泣いて、悔しかったけど、
あれに比べたら、と言う思いで勉強が続けられました。
あの地獄の漢字が無かったら私は合格出来なかったと思います。」と。
中学受験が非常に盛んである。
地域的な差は大きいが、
多いところだと受験率が学年で70%を超える小学校すらある。
娘の小学校では50%くらいだった。
さて、中学受験を体験した事のない親が、
子供の受験を思い立ち書店に行った場合、
色々な受験関連本が並んでいるのに驚くはずだ。
何冊も買って読むのは大変タメになると思うので、
出来るだけ沢山読む方が良いと思う。
色々なケースを知って多角的視点に立てるようにするのが重要だ。
ただし、せいぜい小学4~5年くらいまで。
もう5年生になると余裕はなくなってくるはず。
しかし、未経験者の親は、特に「受験体験本」を読む場合、
注意をしないと大変な目に遭う可能性があると思っている。
これから書く事は、中学受験未経験者の親で、
低学歴、低収入、無教養な方限定の話になる。
すなわち、私のような者の・・・(>0<;
受験体験本を読む際、最初に「著者略歴」の欄に目を通してみよう。
驚くべき事に、
「東大」「慶應大」「早稲田大」など、
親自身が大変な高学歴である事がほとんどである。
中には作家までいる。
そして、内容的には「御三家」に華々しく合格、と言う結論。
しかし「御三家」いや、もっと言うと、
中学受験偏差値で60以上の学校へ行くと言う事。
偏差値の分布パターンを見てみると分るが、
当たり前の事なのであるが、
極々少数の者しか行けないのである。せいぜい10~20%・・・
コレは疑いようのない事実である。
つまり、残りの80~90%の者は、
最初から行けない事が決まっている。
ほとんどの者は、塾の勉強に四苦八苦して、
のた打ち回り、何とか偏差値40~55くらいの学校に合格すると言うパターン・・・
さて、ここで厳しい現実がある。
中学受験未経験で無教養な親と、
「受験体験本を出版できる親」との間には明確な差がある、と言う事。
トップ校に合格して行く子は2パターン。
一つは子供が天才もしくは超秀才の場合。
はっきり言って存在していると思う。
少なくとも70の偏差値を超える事は努力でどうこう出来る問題ではない。
(念のため、65くらいまでは努力の世界だと思っている)
もう一つは努力型の場合。
親自身が子供が生まれ物心がついた頃から、
明確な「目的・戦略・戦術」を教育において展開しているケース。
つまり、教育に非常に関心があり、また実行している親。
ここで注意をしなくてはいけないのは、
一件無関心を装っている親の存在である。
「ウチは勉強しろ、なんて言いませんよ。
子供の自主性に任せています。」
こういう事を言っていて、
本当に成績が抜群に良い場合は、
幼い頃から勉強に関心を向けさせるための大変な努力をしていた可能性が高い。
まかり間違っても真似など出来る芸当ではない。
従って、それ以外の親は・・・
大抵、戦略どころか行き当たりバッタリであろう・・・
せいぜい「赤ペン先生」くらい???(><;
普段の生活も、パチンコ?競馬?競輪?
下品なテレビ番組にネットに携帯に???
そんな生活パターンを持つ親が、
受験体験本を読んだ場合、
「なんとなく自分にも出来る」と錯覚してしまう。
非常に危険だ・・・
「中学受験バイブル」と言う本がある。
読み物としては大変面白い。
子供が受けるイジメを乗り越えて見事に御三家に入って行く・・・
しかし、実状を知らない親は何となく、我が子もできる、と思い込んでしまう・・・
体験者の親はすぐに分る。
小学校5~6年生でいきなりSAPIXに入塾できる、と言う事の凄さ。
如何にそれまで基礎学力の充実に親が力を注いできたのかっ!!と。
それまでの基本的な家庭学習量・読書量が桁違いに凄いのである。
親の経歴をチェックしてみよう・・・
「東大法学部卒の弁護士」!(@0@)!
成功者の体験に学ぶ、と言うのは非常に大切である。
しかし、それまでの自分自身の過去と子供との接し方・・・
この辺を良~く念頭に置いて読まないと思わぬ火傷をするかと思っている。
「諦めろ」と言っているのではない。
「本を出版できるほどの人」と言うのは、
相当のエリートでないと書けない、と言う実情がある。
従って、現時点で一番凄いと思っている本は、
「偏差値30からの中学受験」学研、鳥居りんこ著。
これこそが、非常にリアルな「一般向けの」中学受験体験本かと。
そもそも、中学受験を経験している親は、
余り読まないかと。
読んでも実状が良く分っているので、
マヌケな行動は取らないと思う。
ここで私が言いたいのは、
親が、親こそが、子供によって「目的・戦略・戦術」が違うと言う現実を知る事。
コレはなかなか出来るようで出来ない・・・・・
(><;
余談:「偏差値30からの中学受験」の内容の一部。
(記憶頼りなので、微妙に内容には間違いがあるかも・・・失礼)
日能研の「地獄の漢字」・・・コレは凄い・・・
記憶によると、確か6年?の夏休みに実施されるそうだ。
100題くらいの漢字が出題されるそうだ。
保護者説明会での講師の言葉。
「あの~・・・覚悟して下さい。
本当に、合格点が取れるまで、お子さんを家に帰しません。
昨年は一件だけありました。
夜10時過ぎ、もうみんな帰った中、
一人の女の子が泣きながらやってました。
まだ、今なら最終電車が間に合う時間・・・
79点でした。
正直、私も仏心を出そうかと迷いました。
たった1点。惜し過ぎです。
でも、やり直しを命じました・・・」
日能研に通っている方に訊いた。
本当にある、と言っていた・・・(@@)
超余談:その女の子・・・
見事に無理と思われていた学校に合格できる。
そして、言う。
「先生有難う。これは地獄の漢字のお陰です。
泣いて、泣いて、悔しかったけど、
あれに比べたら、と言う思いで勉強が続けられました。
あの地獄の漢字が無かったら私は合格出来なかったと思います。」と。