残酷で悲惨な教育からのサバイバル・・・

この記事の内容は極めて辛辣なため、個人的な事実関係につきましては、
操作を入れている事をご了承下さい。

また、東京・神奈川限定の事情です。

さて、現在の公立小中学校の成績においては、
絶対評価」が導入されている。

コレは、今から30年以上前の「詰め込み教育時代」に行われていた、
相対評価」を廃止して取り入れられたものである。

絶対評価とは、平たく言えば、全員をオール5にも出来ると言うシステム。
(現在の成績表はABCなどの3段階評価。中学は5段階もあるらしい。
 いずれにせよ、各地域により差があるので要チェック)

本来、学力を正確に示すためには「絶対評価」の方が、
事実を的確に表してくれる。
ただし、判断基準の情報を明確に公開していれば、との前提がある。

しかし、今の「ゆとり教育」においては、
元々「出来る子を出来ないように見せる」「出来ない子を出来るように見せる」、
と言う事が目的で導入されたため、
評価基準は全く公開されていないどころか、
「教師の一存」で決まっている。

つまり、教師の好き嫌いで・・・
要するに教師のエコヒイキが大っぴらに認められている。

中学受験を経験した親なら誰でも知っている事だが、

「小学校の成績表はクソ拭き紙ほどの価値も無い」

生徒の学力を全く反映していない。

事実、私立中学側は「合否に全く影響しない」と断言している。

塾側からも「学校の成績表は無視して下さい」と指導される。

詰め込み教育世代の親は、なかなか無視は出来ないのではあるが、
いかにいい加減かは、塾の勉強が進んで行けばすぐに判明する。

さて、小学校時代、前年度と比べ、
担任が代わった途端、異常に成績が下がった。

コレが噂に聞く受験組への嫌がらせか?と非常に当時は憤った。

しかし、実は、もっともっと残酷なケースが別に進行していた事が今日判明した・・・

ある子のケース。

担任の先生は、その子が小学3年の時、
気に入ったらしく、算国理社がそれほど出来ないのに、
良い評価を付けていた。
従って、親は油断してしまった。

しかし、5年になった途端、担任が代わり、
非常に厳しい評価がついた。
しかし、実はソレが本来の正しい評価だった。

再び、6年になり、別の先生が良い評価を付け、再び油断した。

その後、中学に入学。

担任の先生が部活の担当と言う事もあり、
非常に気に入られ、
これまた、大変良い成績評価が付けられていた。
ちなみに、5段階で数学が「4」。

そろそろ高校受験のために塾に、と言って、
某塾を訪れ、学力テストを受けた。

ところが、その塾で指摘された事。

このままでは、高校進学が危ない。
「九九」すら完璧に理解していない。
小学校まで遡ってやらないと、との事。

娘の中学受験時代は担任の嫌がらせのために、
心底、嫌気がさしていたが、
むしろ、上記の子の方が深刻でより残酷であると思う。

高校受験を前にして「九九」からヤラねばならない事実・・・

ゆとり教育の弊害・・・

「出来ない子は出来ない」と指摘し、努力させるようにした方が遙かにタメになるし、
それこそが教育だと思うのだが・・・

残念ながら、未だに「ゆとり教育」は改められていない。

まあ、せいぜい「台形の面積」は教えても教えなくても良い、にはなったらしいが・・・
(><;

いずれにしても、公立の小中学校に行った場合は、
成績表は絶対に信用してはイケない。

Aの数が何個ある、などといくら競っても意味はない。

塾の学力テストを受ける以外、真実の学力を知る術は無いと思う。

親は、小中学校の成績表なんか当てにしてはダメだ。
自らがアンテナを張り、情報収集をし、
具体的に塾のテストを受けさせて、
本当の学力を測定し、勉強をさせないと、
とんでもない目に遭わされる。

その時になっても、学校の先生は決して責任などとってくれない。

教育サバイバルを親自身が展開しないと、悲惨な状況になる・・・

つくづく今の教育は腐っていると思う。