「ミザール」の天体望遠鏡

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以前にも書いたが、再び。

私が最初に買ってもらった天体望遠鏡は、
「ミザール」と言うメーカーの「エース型」。

屈折経緯台式の安い(それでも当時は結構高かった)望遠鏡。

小学生の頃は私の宝物で、毎日のように星を眺めていた。

しかし、何時の頃からか、星を見る事はなくなっていた。

大人になってから再び凝り始め、
物凄いお金を注ぎ込んで天文趣味に興じていた。

しかし、何か物足りなかった。

ある日、行きつけの天体望遠鏡ショップに行くと、
超高級天体望遠鏡の間に、
見慣れないみすぼらしい天体望遠鏡がひっそりと佇んでいるのに気付いた。

何故か、目が釘付けになった。
何となく、見覚えがあるような、ないような・・・
そう、ミザールの天体望遠鏡だった。

私は店長に言った。
「あの、これ、欲しいんですけど・・・」

店長
「ぇえ~っ!!○○さん(私)はタカハシのMT160を持ってるんですよっ!!
 それにPENTAX75までっ!!
 なんでミザールなんですか?それも経緯台式を・・・」


「これ、小学生の頃、最初に私が使ったメーカーなんですよ」

私など比べるべくも無い最強のマニアであった店長。
すぐに理解してくれた。

店長
「なるほど。そういう訳でしたか。
 考えるとミザールに思い入れを持つ方ってたまにいますよ。」

それが今から約15年ほど前に再び買ったミザールの天体望遠鏡である。
(写真参照。下の写真の鏡筒入れにはボーグのバッグを使っている。中身はもちろんミザール。)

ペンタックスの驚異的なSDレンズや、
徹底的に厳格で精密なタカハシの反射鏡と比べると、
もうどうしようもないくらいみすぼらしい天体望遠鏡である。

しかし、私の心を熱くさせてくれる天体望遠鏡である。
ミザールの天体望遠鏡

忘れていた少年時代の熱い心。

純粋だった宇宙への想い・・・

コレは今でも、間違いなく私の宝物である。