「学力調査」の結果を公表しない驚くべき学習環境・・・

大阪府で「学力調査」の結果を公表しない市町村に対し、
どうたらこうたら、と言う事をテレビや新聞で見た。

中学受験を経験した者から見ると驚くべき事態だと思う。

最新の日能研のテストでは即日で解答・解説はもちろんの事、
点数まで分るようになっている。

四谷大塚も週例テストではその場で採点、解説をしてくれる。

数日後には順位、偏差値、各問題の正答率、間違えた箇所の分析、
等々、驚くほど詳細で丁寧な解説と分析をしてくれる。

中学受験の世界では、
テストをやったら、終わり次第、解答と解説。
そして早急に分析してもらい、対処をする、と言うのが完全に「常識」として定着している。

一転し、公立義務教育の現場で行われる「学力調査」・・・

おそらく、これは「調査」であってテストではない、などと当事者は反論するのだろうが・・・
あるいは競走社会はケシカランってか?

いずれにしても、億単位の金(それも税金)を注ぎ込んで実施されるのである。

解答と解説と結果は、確か娘の小学生時代では、
数ヶ月経ってから返却され、しかも、後から不手際が発覚し、問題と結果表の回収騒ぎまであった。

ましてや、結果を発表しない市区町村がある?

怖ろしいまでの税金の無駄使いである。

さらに、折角の「テスト」を手間隙かけて実施しておきながら、
子供の学習向上のために全く役立っていない・・・

公立義務教育機関には当時から激しい不信感を抱いていたが、
もう、こうなってくると、末期症状を呈しているように思う。

偏差値や正答率を早く知らせろなどとは言わない。
でもせめて、やるからには、その場で解答と解説くらいしたって良いではないか?

何ヶ月か経ってから、はい、結果ですって・・・
バカにされているとしか思えない・・・
嗚呼、ゆとり教育万歳!!
!(T0T)!