中学受験と柘植久慶

今、柘植久慶の新刊「打たれ強さの鍛え方」、
PHP研究所、本体1300円を読み終わった。

私の最も好きな小説家兼軍事評論家の一人である。

三人の娘を持つ作者。
文武両道の氏が中学受験にどういう感覚を持っているのか知りたいと思っていた。

この本に回答が書いてあり、
「やはり」と凄く納得した。

さすがに実体験を重んじる作者である。
決して理想論を振り回さず、
冷徹なまでに現実を直視した意見が述べられていた。

子育てにおいての「武」には「水泳」を勧めていた。
強い肉体を持つために最高であろう、と。

まあ、これは以前から氏の持論でもあったので、
私も取り入れ、娘には小学6年の6月、ギリギリまで水泳をやらせていた。
(ちょっとやらせ過ぎたと後悔しているが・・・)

さて、中学受験であるが、
氏は、仕事柄人から相談を受けるが、
「公立を避けよ」と断言している。

公立中高の教師で能力有りと認められるのは5人に1人と言う、
実に厳しい評価が、氏の体験上されていた。

これは地域間格差がかなりあると思うが、
横浜市と言う、日本国でも統計上、
公立小学校において突出して暴力事件の多い地区に居住している私にとっては、
大変頷ける意見であった。

私は柘植先生の冷徹なまでの現実主義に大変惹かれている者である。
(^^)