乱拍子

歌舞伎十八番の一つ、
「紅葉狩」の最後の場面で、
鬼が襲い掛かってくるのだが、
乱拍子と言うリズムで素晴らしい猿之助歌舞伎が展開されるのを観た。

横笛の「能」仕立てのリズム。

私は中学生の頃、
「能」の金春流の謡を少し習っていたので、
この「乱拍子」のリズムにはシビれる。

鬼との格闘が様式美のうちで、
見事に表現されていた。

天才猿之助大先生、復帰できないのだろうか?・・・

歌舞伎三大狂言の一つ「義経千本桜」の通し狂言を、
歌舞伎座で、猿之助大先生で、観る事が出来たのは大変なラッキーであった。

もう一度猿之助大先生の、
市川猿之助宙乗り相勤め申し候」を観たい。
(--)