最近、約30年くらい前の高校生の頃に習った孔子の言葉?を思い出す。
代々木ゼミナールに多久先生と言う方がいらっしゃった。
その授業で、
「上智と下愚とは移らず」
と言う話しを習った。
「この言葉は非常に怖い言葉です。
皆さんも将来この言葉の意味に出くわすかもしれません。
非常に頭の良い一握りの人は、決してバカになる事はなく、
非常に頭の悪い一握りの人は、決して利口になる事はない、と言う意味です。
これは『教育の限界』を指す言葉です。
3000年くらい前に、孔子は既に人間の本質を見極めていたのです。」
上記の言葉を何となく覚えて約30年の月日が流れた。
今、この意味が良く理解できる。
娘の通っていた小学校で学級崩壊やイジメが多発した。
この経験を通して言えるのは、
イジメや問題を起こす生徒のうち、
70~80%は適切な言葉の指導で治まる、と言う事。
しかし、残りの18~28%にはおそらく
体罰ほか痛みを伴う罰則(必ずしも体罰だけではない)が必要と言う事。
そして、約2%くらい?は「上智と下愚とは移らず」と言う事。
私の知る限り、娘の学年の百数十人のうち、2人いた。
私は「決して一緒のクラスにしてくれるな」と言う事を強く訴えた。
渦中にあった時は、どんなに怒って怒鳴り込んでも、
隙を見せれば再び繰り返す。
いわゆるサイコパスと言う奴等。
残念ながら「良心」を持っていなかった。
「教育の限界」を見せつけられた・・・
今の民主教育においては、
「話せば分る」と言う前提があるが、
残念ながら、そうではない場合、教育は無力になった。
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