「男性不信」

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妹から強く勧められ、
昨夜「男性不信」池松江美著、太田出版、¥1400-(税別)を読んだ。

この著者は「週刊文春」に「辛酸なめ子」と言うペンネームで連載もしている。

この本は雑誌「hon・nin」で「虫酸ラン子」と言う別のペンネームで連載していたものらしい。

感想は一言で言うと「非常に面白かった」。
2~3時間で一気読み出来た。

容姿に恵まれなかった女性の男性観が実に良く描写されている。

また、過去の体験も痛々しい。

公立小学校において受けたイジメの話しが出ていたが、
私も娘を持つ父親として似た経験を持っていたため、
大変興味深く読んだ。

小学生の一部男子が持つ極めて強い攻撃性にはずっと悩まされてきた。
被害を受ける側の「恵まれない女性」はこういう気持ちになるのか!?と悲しく思った。

そして著者は中学受験をして都内の私立女子校へ入り、
パラダイスな6年間を過ごすが、
一歩外に足を出すと、やはり厳しい現実の世界が・・・

私は「男」であるが、これを読んで、
やはり「男は悲しいバカ」と言う寂しい気持ちにもなったが、
でも内容は抱腹絶倒、笑いの連続であった。

久々に面白い本を読んだ。
女性と言うよりは男性が読むべき本かも?
(^^v