駄菓子屋

「駄菓子屋」
最近めっきり見なくなってしまった。
寂しい限りである。

昔々、世の親は駄菓子屋を目の敵にしていた。
衛生上、教育上けしからん、と言ったところだろうか?

狭い店内に並べられた駄玩具、駄菓子。
合成着色料、安物、まがい物のオンパレード。
でも子供にとっては宝庫だった。

私も普通の男の子と変わらず、
友達と近所の駄菓子屋に通い詰めていた。

最近、おしゃれなショッピングモールの一角などに、
昔風の駄菓子屋が出来ていたりする。
確かに匂いは同じなのだが、でも何か違う。

さて、東京の日暮里駅前には隠された?名所がある。
駄菓子問屋だ。
昔ながらのトタン屋根の家が10数件連なり、
それらが全て駄菓子屋なのである。
「汚い店に婆さん」と言う典型的な駄菓子屋もある。
(再開発されてしまうと言っていたが、今でもあるのだろうか?)

そう、駄菓子の匂い+汚い店+バアサン、これだ、これこれ。
典型的な駄菓子屋は。

ところで、昨年、横浜市歴史博物館で「昭和の物」?みたいな
特別企画展がやっていた。
大変懐かしく、かつ芸が細かく、とても楽しめた。

例えば、駄菓子屋が再現されており、
その看板が「オロナミンC」だったり、
部屋の飾りに三角のペナントが貼ってあったりする気合の入れようだった。
完璧な造りだった。
(^^;

入場者の多さに味をしめたのか、
今年も同じようなタイトルの企画展をやっている。
近々行ってみようと思っている。
(^^v