キャンプ騒動その4[雨の洗礼]

キャンプ騒動その4
[雨の洗礼]

平成15年10月18~19日
天候:大雨後快晴。風弱し。気温:寒い。

再び懲りずに「ウェルキャンプ西丹沢」に向かう。
もうオフシーズンなので今回はBゾーンと言えどもガラガラである。
これぞキャンプッ!!と言った感じである。

さらに今回は受付で薪を購入し、
焚き火の準備も万端である。

早速タープ、テントを張り終える。
(もうすっかり慣れてしまった)
すると、途端に雨がポツリポツリと降り出した。
オヤッ?と思う間もなく、ドーーーーーッというどしゃ降りに・・・
もはやなすすべもなく、呆然と立ち尽くす。

子供達はテントの中ではしゃいでいるが、
大人達の頭の中は不安でいっぱいだ。
「一体どうやってこの状況で煮炊きをすりゃ~いいの?」
(ちなみにマニュアル本によると、
テント、タープの中での煮炊きは「厳禁」とある。
生地を傷めたり、一酸化炭素中毒になるかららしい)

雨は3時間経っても全く止まない。。。
すでに我々のテントのすぐ前に、
キャンプ場を横断する新しい小川が流れているという惨状である。

「おのれ天気予報めっ!何が雨のパラつく所もあるだ~っ!?
これがパラつきかっ!」
と毒づいたところで状況は全く変わらない。
刻一刻と夕飯の時間が近づく。
(T0T)

その時ふと思い出した。
以前アウトドアの本を読んだ時、
大変便利な道具として紹介されていた、
「ブルーのビニールシート!!」
あれを私は緊急避難用に積んでいた事を思い出した。

早速持ち出し、スクリーンタープを覆い、
木の枝に結び、大きな張り出しを作り上げた。
「完璧だ!!」
これにより、煮炊きが出来るようになり、
見事なクリームシチューが完成した。

夕飯前には雨が上がり、
釣堀で何とか釣りもでき、
焚き火で魚も焼く事ができ、
楽しいひと時を過ごす事ができた。

「焚き火」
忘れていた童心にかえれる素敵なイベント。
大変おすすめです。

その後就寝。
そして、今度はぐっすりと寝ていた子供が夜中に起き出し、
私と一緒にトイレに行く。
ふと気付くと雨はすっかり上がっていて、
いつの間にか快晴に。
空一面に満天の星が・・・
オリオン、昴、夜中には、もう冬の星達が輝いている。
吐く息は真っ白だ。
寝袋にもぐり込み、再び深い眠りに落ちる。

翌朝6時前、鳥の鳴き声でみんなが目を覚ます。
(学校に行く時はギリギリまで寝ているくせに。)
テントのチャックを開けて、はいずるように外に出る。
快晴だ。山の朝だ。
朝ってこんなに気持ち良かったっけ?

昼ご飯はダッチオーブンを持ち出し、蒸し鶏を作る。
野趣あふれるダイナミックな料理に舌鼓をうつ。

そして夕方、誰もいなくなったキャンプ場の露天風呂に入る。
独り占めの露天風呂。
う~ん、最高でした。
(帰りの渋滞を除けば)

次回は11月1~3日の二泊三日を予定しています。
今度は近くの登山道を少し上り、
丹沢一の滝見物もしてくるつもりです。

酷い目にも遭うのですが、
物凄く楽しくて、
何だか当面キャンプを止められそうもありません。
ではまた
(^_^v