女子アナの試験対策

テレビを点けたら偶然女子アナの試験対策をやっていた。

かなり興味深い内容だったので、
つい見てしまった。

女子アナ試験に一度落ちてしまった人達が、
テレビ番組で教育して合格させると言う主旨だった。

数千人が応募して合格するのは僅かな超狭き門である女子アナ試験。

その第一次審査である書類選考についてやっていた。

かつてテレビ局で採用も担当していたアナウンサーも来て説明していたのだが。

何と1局あたり1500~1600人は応募して来ると言う。

さすがにアナウンサーの試験なので、
書類も自分の証明写真だけでなく、
プライベートな活動の写真なども貼る欄があり、
自己アピールを細かくしようとするとかなり詳しく書き込める欄もあった。

6人に書類を持って来させ、
中にはプロのモデルやミス日本、ミス〇×大学など凄い顔ぶれだったのだが、
何と2人だけしか書類選考を通らなかった。

何がいけないのかと言うと。

「写真」だと断言していた。

最初に写真を見て、それがダメなら先ず先は読まない、とも。

数秒で落とされてしまうと言う。

プロフィール用のメイン写真で勘違いしている人が多いらしい。

女子アナは、モデルや芸能人ではなく「社員採用」だと言うのを忘れている、と。

派手な服ではなく、必ずスーツ姿の正面写真で。

写真の決定については、明るく、清潔感があるもので、
選ぶ際は友達ではなく親とか年輩の人にアドバイスを求めた方がいい、とも。

何故なら、採用決定者は間違いなく先輩者だからだ、と。

またプロフィール写真以外にプライベートの写真を貼付する欄もあるのだが、
この時、明るさや個性を求めてついふざけたような写真を貼ってしまう人も多いが、
その種の写真を貼ってしまうと、報道を担当するアナウンサーとして相応しくないと思われ、
即落ちの対象になるとか。

なるほどな~と思った。

試験では、相手が何を考えているのか?こそが大切なのだが、
そこを疎かにする人は想像以上に多い。

なかなかどうして見応えがあった。

終わり