菩提樹コンサート 観性寺(群馬・館林)

イメージ 1


イメージ 2


イメージ 3


イメージ 4


菩提樹コンサート

2019年4月28日(日)15時~

観性寺本堂(群馬・館林)

チェンバロ 大西維津子

せっかくなので4時起きして始発電車に乗り、
一旦館林を通り越して足利まで行き、
あしかがフラワーパークで藤を見た後、
この日のメインイベントにやって来た。

お寺の本堂でのチェンバロコンサート。

前代未聞の気もしないではないが。

よくよく考えるとお寺でお経を聞いていると妙に良く響いているのを思い出す。

もしかしてお寺ってコンサート会場として最高?と思ってしまった。

それほど良く響いていたと思う。

ともかく私的にはこの40年くらいチェンバロの音色を最も好んでいる。

大抵のバロック音楽のコンサートでは通奏低音として使用されるケースが多いチェンバロだが、
単独での演奏はチェンバロ好きには堪らない。

念のため、チェンバロはドイツ語でCembalo。

英語ではハープシコード (harpsichord)。

フランス語ではクラヴサン (clavecin) となる。

日本ではバロック音楽の名称が統一されていないため、
上記3つの言い方が状況に応じて使われるがどれも基本的には同じ楽器を指す。

さて、この日の最初の曲はバッハ(Bach)。

平均律クラヴィーア曲集第1巻第1曲

BWV 846 プレリュードとフーガ ハ長調

プレリュードはバッハのアヴェ・マリアとしても有名。

小品だけどフーガはやっぱりバッハって感じでしっかりと4声のフーガを構築している。

↓バッハ 参考演奏↓
https://youtu.be/9pV7wSWoRKU

続いてバロック時代のフランスの作曲家ラモー(Rameau)。

個人的には残念ながらほとんど聴いたことがない。

チェンバロ作品集の中に数曲入っていて、
聴いたことがあるかな?くらい。

フランスらしく華やかな感じだった。

大西さんが説明してくれたが、装飾音を多用し明らかにドイツバロックとの違いを感じる。

曲は、
「ミューズたちの語らい」

「第1 リゴドン」

「第2 リゴドン」

「ロンド式のミュゼット」

「タンブラン」

↓ラモー 参考演奏↓
https://youtu.be/m6d0n-Ojbq4

https://youtu.be/3_PsgHEw91c

お国柄って音楽にも非常によく表れていると思う。

そして最後はヘンデル(Händel)。

ドイツ人だけどイギリスに帰化しイギリスで活躍した人。

したがって英語名としてHandelとも表記する。

バロック音楽において音楽の父バッハに次いで有名な音楽の母。

最近私はヘンデルの曲調を妙に好んでいる。

演奏されたのは「調子の良い鍛冶屋」。

この曲名は「ハープシコード組曲第5番 ホ長調 HWV.430」 の最終曲「エアと変奏」に付けられた通称。

ヘンデル 参考演奏↓
https://youtu.be/fnhr3MRo5z0

特に最終変奏は32分音符が激しく上昇と下降を繰り返す。

凄い好み。

アンコールはイギリスのバロック時代の作曲家パーセル(Purcell)。

CDは数枚しか持ってないし、あまり聴かない作曲家なので間違えていたら失礼するが、
確か「グラウンド」のハ短調

パーセル アンコール参考演奏↓
https://youtu.be/vEf2ZnkwZPQ

待てよ、ニ短調だったかな?

あるいは全然違う曲だったか。

しっかりメモを取らないと翌日はこうなる証左。(苦笑)

ともかく。

やっぱりチェンバロ好きだ~♪♪

(*´ω`*)

終わり

追記:

何と言いますか。

どうしても普段はiPodで音楽を聴いてますが、
生と録音ではかなり違うなと改めて実感します。

特にチェンバロの繊細な音色は生で間近で聴くと低音部のズシ~ンとした感じや、
一段と二段を使い分ける感覚とその瞬間に変化する曲調。

生でないとなかなか分からないなと思った次第。