警察官はどのように職務質問をするのか?そして決定的な一言とは?

毎年、春や秋、年末の番組改編の時季になりますと、
各テレビ局は必ず「警察24時」のような警察に密着取材した犯罪対策番組が放送されます。

この番組は犯罪者の動向を知る上でとても大切であると私は考えています。

毎回出て来て感心するのが、パトカーで警ら中の警察官が職務質問を開始する場面です。

ベテランの警察官は、通り過ぎる人のほんの僅かな挙動を見逃しません。

こんな感じでした。

浅草の大通りに駐車していた自動車がありました。

ベテランの警官は言います。

「地方ナンバー、男が数人。全員目をそらした。引っかかるな、ヤるか!!」

↑このように直感的に犯罪者を見抜いてくるのです。

そこでその自動車の前にパトカーを停めて非常に穏やかな感じで職務質問を開始します。

すると運転していた男は携帯電話で通話しながら外に出て来て、
「ちょっと待ってくれ」と言いながら現場から離れて行きます。

しかし段々と職務質問の現場は荒れて行きます。

何故か財布の中を見せようとしません。

警察官は既に男が財布を何とか隠そうとしているのを見抜いているため引き下がりません。

男は盛んに「これは任意だろ?ふざけるな!!」と怒り抵抗します。

すったもんだの挙句、ここで男は決定的な一言を言いました。

以前この種の番組でやっていたのですが、
多くの犯罪常習者が必ず言う言葉なのだそうです。

従って、この一言を発したら警察官はもう絶対に見逃しはしないのです。

それは「令状を持ってるのかよっ!!」です。

このセルフが吐けるのは法律関係者よりもスレッカラシの犯罪常習者の証明になる、と。

この現場では結果的にとうとう男が折れて財布の中を見せます。

すると注射器が出てきたのです。

やはり覚せい剤の常習者で、警察署に任意同行の上、検査結果は陽性で緊急逮捕となりました。

最近では芸能人も薬関係で逮捕されていますし、
かなり浸透していると感じています。

想像以上に極めて身近な事件であると思っておいた方がいいです。

終わり