元号について

間もなく新しい元号が発表されます。

そして5月からはその新しい元号に変わり、
平成時代もいよいよ終わってしまいます。

さて、その元号なのですが。

私は政治的には保守ですし、もっと言うと極右的ですらあります。

歴史や伝統、文化を大切にしようと考えている者です。

元号は明らかに日本の伝統であります。

従って残して行かなくてはいけないと考えます。

そう考えるのですが・・・・・

あくまでもビジネスの現場においては不自由極まりません。

書類が異常に複雑で分かり難くなります。

具体例を挙げます。

何らかの手続きの時に、
例えば、貴方の小中高校の卒業年を書いて下さいと言う指示があった場合、
きちんと記憶している人なら良いのでしょうが、
そういう人は少ないと思います。

まして上記の数年毎の卒業年に元号が変わっていたら・・・・・

かなり厄介です。

少なくとも事務手続きなどの公的・ビジネス的な書類で元号を使用するのは大変です。

正直、ビジネスの場面では西暦で統一すべきであると考えています。

今回も5月から変わる訳ですから、
後世にかなり混乱するのは間違いありません。

今でも昭和は何年何月何日までだったっけ?と言う人は非常に多いと思います。

ちなみに私はこのために、愛用している手帳はもうウン十年「天文手帳」です。

これには元号と西暦の早見表が付いているため大変重宝しているのです。

しかしこの事実は逆に如何に元号が複雑で使い難いのかを物語っています。

とは言え、元号にも利点はあります。

それは大抵の場合、個人的な思い出と言う極めてプライベートな場面で威力を発揮してきます。

自分が生まれ育ったのが何時代だったのか。

これにより日本人はおおよそのアイデンティティを持っていると言っても過言ではありません。

自分が昭和生まれなのか平成生まれなのか。

はたまた大正、明治?

明らかに元号による時代の違いはあると思ってます。

従って廃止すべきとは考えていませんが、
やっぱりビジネス上は西暦の方が遥かに都合がいいと思います。

そしてビジネスとは、都合がいい、効率がいい、と言う考えが優先される世界であります。

ただでさえも経済問題が重大な局面を迎えているのですから、
せめて年号くらいは西暦で統一して効率化を図ってもらいたいと思っています。

終わり