眠りにつく前に

バッハ《シャコンヌニ短調

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータより パルティータ第2番ニ短調 BWV1004 第5楽章)

バッハの演奏に感情は要らない。

必要なのは数学的に完成された完全無欠の技巧のみ。

そしてあらゆるバッハの曲の中で最も精神性が深いとされるシャコンヌ

しかしこのスペイン女の演奏は一体どうしたことか?

感情の塊に思える。

最近、色々良くないことのオンパレードだが、
久しぶりにこのシャコンヌを聴くと。

堪らない。

特にこの動画では6分40秒から開始されるパート。

バッハがバッハになる瞬間。

カオスから秩序へ。

あらゆる感情を排して神の領域に踏み込んで行く感覚。

これがバッハなんだ、と思う。

ピアノ:Alicia de Larrocha

バッソ・オスティナート音型

https://youtu.be/ORDjdNcv70o