夫の悪口を平気で言う日本人女性が多いのは何故か???

日本には謙遜という感覚があるため、
夫でも妻でも自分の配偶者を公的な場では自慢しないと言う暗黙のルールがあります。

例えば、今は滅多に聞けませんが、
自分の妻を「うちの愚妻が~」という言い回しは昔はよく使用されていました。

妻の方も「いえいえ、うちの夫なんてそんな~」などと謙遜する姿勢は今でも普通に見られます。

しかし、こう言った昔からある文化的な背景とは明らかに一線を画すレベルの誹謗中傷があります。

それは自分の夫へ向けられる一方的なものであり、
必ず女性から男性へと言う特徴があります。

そんな事はない!!と怒るとしたら甘過ぎです。

コマーシャルを振り返ってみましょう。

「亭主元気で留守がいい」

覚えている人も多いかと思います。

「濡れ落ち葉」と言う流行語もありました。

もちろんシャレやお笑いで言ったつもりでしょう。

しかしこの種の、自分の夫を小ばかにする風潮が日本には蔓延しています。

もっと言ってしまうと「レス問題」が普通に言われています。

これは謙遜とはまるで違う異次元の大問題です。

ちなみに「亭主元気で~」「濡れ落ち葉」「レス問題」等は、
本気で妻が言った場合、
私が知っている限りで言うと、
少なくとも欧米では一気に離婚問題へと直結しているようです。

昔のメディアでは、謙遜はあったけれどあからさまな侮蔑は無かったと思うのです。

あったとしたら、それはシャレではなく本気の離婚問題であった、と。

昨年秋から、私、母、妹で小津安二郎監督の映画をやたらと観ていました。

すると1950年頃と1960年代の作品では、
これが同じ監督の作品か!?と言うくらい全く違う内容になっていたのに驚いたのです。

決定的だったのが、その理由を書いた本が最近上梓されて、
そこに詳しく書いてあり、愕然としたのであります。

↓私の関連記事↓
https://blogs.yahoo.co.jp/imasa152000/71827812.html

いずれにしても、どうやらこの酷い現象には「WGIP」が深く関わって来ているのが明らかにされています。

「WGIP」とはウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの略称です。

第二次世界大戦後、占領軍が日本に対して実際に行なった一連の宣伝計画であり、
これは日本人に対して行なわれた洗脳工作と言ってもよいものです。

よく知られたところでは新聞、雑誌、ラジオなどのマスコミでは検閲が行なわれていて、
占領軍に否定的な事は一切書けませんでした。
プレスコード)

映画や演劇にもありました。

実際に一部の歌舞伎演目は上演が禁止されていたほどです。

この占領軍による支配は1952年の7年間に及んでいました。

そんな古い話は2019年を生きる今の人には関係ないでしょう?と言う人も多いでしょう。

果たしてそうでしょうか???

別の例を挙げます。

マクドナルドが日本に進出した時、
その時の代表が考えたのは、
「14歳以下の子供にターゲットを絞る」
と言うものでした。

最初は銀座の三越に出店して話題を取りましたが、
それ以降は子供がターゲットでした。

何故そうしたのかは当時の代表者がテレビ番組で以前語っていました。

15歳以降になると、特に大人は既に味覚が確立しているため、
新しい食べ物を受け付けなくなってしまう。

しかし14歳以下の子供は、その時受け入れた物の味を一生忘れず、
生涯を通じて食べてくれるようになるから、と言うものでした。

これは味覚の問題ですが、
完全に正しい理論に思えます。

例外は多々あれども、私達は幼い頃に食べていた物の味を忘れません。

生涯、どこかでソレを求めています。

このマクドナルドの目論見は大当たりしたと言っていいでしょう。

今のおおよそ50代以下の者はマクドナルドを普通の食べ物として認識しています。

しかし私の母親世代は滅多な事では口にしようとはしません。
(食べない訳ではないが、自ら進んで食べようとはしない)

これと同じ理屈で、WGIPには「日本人男性を良く描いてはならない」と言う項目があったそうです。

1950年代の小津映画にはそれがギリギリ占領軍の検閲を通過するレベルで描かれています。

さすがに極悪非道には描かれていませんが。

そして1960年代になると。

WGIP時代に幼かった日本人は年頃になって結婚しています。

すると占領軍の検閲がもう無い小津映画ではありますが、
徹底的に夫を小ばかにする妻の姿が描かれています。

夫は相変わらず無口ですが、1950年代の小津映画のような、
家庭内における絶対的な存在感はもう失われています。

妻から給料が安い、もっとしっかり稼げと怒鳴られても寂しそうにしているだけ。

家庭内における妻の立場は非常に強く、
父親はかなり情けない存在として描かれているのです。

この種の洗脳には、実は行われている時よりも、
一世代後に効果が顕著に現れる恐さがあります。

もう1つ、最後に私達が身近に今こそ感じている事例を挙げておきます。

それは「ゆとり教育」です。

ゆとり教育とは、今から40年くらい前の詰め込み教育全盛時代が悪いとされて、
徐々に徐々に始まり、17年ほど前に完成されました。

これからは「ゆとりのある素晴らしい教育」が行なわれ、
明るい未来が待っていると思われました。

ところが。

始まった途端、日本全国各地で異様な状況になりました。

学級崩壊などが多数報告されて教育現場は悲惨になり、
直ぐにその翌年からゆとり教育の見直しが始まったのです。

しかし、何十年もかけて行われてきた「ゆとり」ですから、
そう簡単に元には戻りません。

あれから17年ほど経過してようやく非ゆとり教育になっているような状況です。

そして今、ネット時代を迎えています。

極めて愚かな投稿をして炎上する若者が後を絶ちません。

さあ、彼らが幼い頃に育った環境とは何かを考えてみる必要があります。

はい、ゆとり教育世代です。

このように、敢えて洗脳教育と言いますが、この種の洗脳を受けた世代とは、
自分が大人になってから威力を発揮してくるのです。

つまり、自分の夫の悪口を言う妻、と言う存在は、
戦後73年経った今だからこそWGIPの威力が出て来ている、と。

少なくとも、自分の夫の悪口(謙遜ではなく)を他人に平気で言えるのはおかしいです。

本当に虐げられているのでしたら、
それこそソレは家庭裁判所と言う専門機関に委ねられるべき問題です。

しかしそうではなく、普通に他人に夫の悪口を言い続ける妻の存在。

ちなみに男性では滅多にいません。

もし男性が妻の悪口を他人に言った時は、
本当に家裁レベルだと思っていいでしょう。

何故なのでしょうか???

はい、WGIPに組み込まれていたのは、
「日本人男性を良く描いてはいけない」ですから、
女性を悪く言うプログラムは存在していなかったから、となります。

今一度、夫の悪口を言う前によ~く考えてみる必要があります。

それは家裁レベルなのか???

はたまたWGIPの問題なのか???、と。

マスコミの風潮を見ていると、私はWGIPの工作は未だに生き続けている、と強く感じます。

このような風潮は打破しなければなりません。

終わり



余談:もちろん未だに横暴な男はいます。

セクハラやパワハラモラハラも多いです。

しかしこの種の問題は別次元であり、法律的に裁くべき≪事件≫です。

WGIP絡みの問題はもっと根深く、今やまるで意識しないで普通の事として語られるため、
非常に厄介な状況を生み出していると感じています。